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J-GLOBAL ID：201202253888350538   整理番号：12A1430507

液体シンチレーションカウンタによるガソリン中のバイオエタノール濃度の計測に及ぼす着色料の影響

著者 (3件)： 柚木俊二 (東京都産業技術研究セ) ,  斎藤正明 (東京都産業技術研究セ) ,  永川栄泰 (東京都産業技術研究セ)
資料名： 東京都立産業技術研究センター研究報告  (Bulletin of Tokyo Metropolitan Industrial Technology Research Institute)
号： 7  ページ： 34-37  発行年： 2012年09月28日 
JST資料番号： S0759C  ISSN： 1881-8676  CODEN： KHCDBB  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 着色ガソリンを直接液体シンチレーション計測(LSC)で計測して,バイオエタノール濃度を定量するにあたり,実用的な視認判別のための着色料濃度においては,現在国内で利用されている赤色より青色の方が計測を妨害しにくいことを実証した。バイオエタノール燃料を混合した赤色および青色模擬ガソリンを調製した。外部標準法を用いて色クエンチングを補正するため,実用濃度の青色模擬ガソリン中でバイオエタノール濃度を正確に定量した。赤色模擬ガソリン中ではバイオエタノール濃度は過大評価した。バイオエタノール混合ガソリンの色を赤から青に変えることで,色による一般ガソリンとの区別とLSCによるガソリンのバイオエタノール検出が同時に達成できる。

シソーラス用語： *脂肪族アルコール ,  *生物燃料 ,  *シンチレーション ,  放射性同位体 ,  *ガソリン ,  脱色 ,  着色剤 ,  紫外可視吸収スペクトル ,  炭素14 ,  液体シンチレーション検出器
準シソーラス用語： *バイオエタノール

分類 (3件)： 生物燃料及び廃棄物燃料  (LB02020Y) ,  石油と石油製品の性質,分析,試験  (YF02020X) ,  放射線検出・検出器  (AD08020J)

物質索引 (1件)： エタノール

引用文献 (6件)：

• (1) Balat M and Balat H: "Recent trends in global production and utilization of bio-ethanol fuel ", Appl Energ, Vo 86, No.11 pp.2273-2282 (2009)
• (2) Dijs IJ, van der Windt E, Kaihola L, and van der Borg K "Quantitative determination by 14C analysis of the biological component in fuels.", Radiocarbon, Vol 48, No.3 pp.315-323 (2006).
• (3) Kim SS, Kim J, Shin SC, and Agblevor FA: "Distinction between btethanol and synthetic ethanol to a mixture of gasoline using low level liquid scintillation counting.", Chem Lett, Vo.38, No 8 pp.850-851(2009).
• (4) Yunoki S and Saito M: "A simple method to determine bioethanol content in gasoline using two-step extraction and liquid scintillation counting", Bioresource Technology, Vol 100, No 23, pp 6125-6128 (2009)
• (5) Saito M and Nakamura M: "Easy C-14 measurement of bio-gasoline E3 by extraction with water ", RADIOISOTOPES, Vol.56, No.7 pp 383-385 (2007)

タイトルに関連する用語 (5件)： 液体シンチレーションカウンタ ,  ガソリン ,  エタノール濃度 ,  計測 ,  着色料