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J-GLOBAL ID：201202254699985030   整理番号：12A0755587

福島第一原発事故後に発生した一般廃棄物焼却灰からの放射性セシウムの溶出特性と土壌等への吸着効果

著者 (6件)： 石森洋行 (環境研) ,  肴倉宏史 (環境研) ,  蛯江美孝 (環境研) ,  遠藤和人 (環境研) ,  山田正人 (環境研) ,  大迫政浩 (環境研)
資料名： 都市清掃  (Journal of Japan Waste Management Association)
巻： 65  号： 307  ページ： 285-289  発行年： 2012年05月01日 
JST資料番号： S0821A  ISSN： 0285-4104  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 放出された放射性セシウムの隔離策と溶出防止策が重要な課題である。ここでは拡散しごみ焼却灰中に濃縮された放射性セシウムに着目し,その溶出特性,土壌成分に対する吸着特性について検討を行った。清掃工場から集めた焼却灰を対象に行った溶出試験の結果をとりまとめた。その結果,放射性セシウムの溶出率は主灰で2%,飛灰で80%であり,飛灰固化物については固化材など溶出抑制処理の仕方に依存することが判明した。

シソーラス用語： 原子炉事故 ,  *セシウム137 ,  灰 ,  セメント固化 ,  土壌化学特性 ,  地中処分 ,  *溶出試験【化学物質】
準シソーラス用語： 土壌吸着

分類 (1件)： 環境の汚染及び防止  (MB02030K)

引用文献 (7件)：

• 1)環境省(2011):8,000Bq/kgを超え100,000Bq/kg以下の焼却灰等の処分方法に関する方針について,http://www.env.go.jp/jishin/attach/nollO831001.pdf.
• 2)日本工業規格JIS KOO58-1(2005):スラグ類の化学物質試験方法一第1部:溶出試験方法
• 3)日本土壌肥料学会編(1994):土壌の吸着現象一基礎と応用.
• 4)井上頼輝,森澤眞輔(1976):放射性核種の土壌と水との問の分配係数値,原子力学会誌,Vol.18, No.8, pp.52-62.
• 5)Chang KP. Hsu C.N., and Tamaki H.(1993):Basic study of l37Cs sorption on soil, Journal of Nuclear Science and Technology, Vo1.30, No.12, pp.1243-1247.

タイトルに関連する用語 (7件)： 福島第一原発事故 ,  一般廃棄物 ,  焼却灰 ,  放射性セシウム ,  溶出 ,  土壌 ,  吸着