抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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「「制御」は1970年代から,主に鉄鋼業や石油化学工業等の製造業の分野で,製品の品質向上や省エネルギーに大きく貢献してきた。そこでは,1960年代以降に発展してきた制御理論が有用であった。その後,数々の制御法が開発され,自動車,船舶,航空機などの輸送機器の安全性や快適性,産業用ロボットや搬送機などの生産プロセスの精密な動作と高速化などに役立ってきた。これからの制御は医療,家事,娯楽など,もっと身近なところに広がっていくと考えられる。本稿では,制御問題の一次設定,高度な制御を可能にする制御理論,社会のための制御工学の観点から,持続的かつ安全・安心な社会を作るためのキーテクノロジーの一つとしての「制御」について解説した。