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J-GLOBAL ID:201202256905064128   整理番号:12A1750634

マウス海馬における情報伝達分子のリン酸化状態に及ぼす強制水泳の低体温依存的および非依存的効果

Hypothermia-dependent and -independent effects of forced swim on the phosphorylation states of signaling molecules in mouse hippocampus
著者 (13件):
資料名:
巻: 428  号:ページ: 475-481  発行年: 2012年11月30日 
JST資料番号: B0118A  ISSN: 0006-291X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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強制水泳(FS)ストレスは,げっ歯類の脳に多様な生化学的な応答を誘導する。ここでは,マウス脳におけるFS感受性情報伝達分子のリン酸化に及ぼす冷水中でのFSにより誘導された低体温の効果を調べた。以前著者らが明らかにしたように,冷水中でのFSは,マウス海馬において神経膜蛋白質SIRPαのチロシンリン酸化レベルを有意な増加を誘導したが,FSのこのような効果は,温水中でFSをしたマウスでは著しく減少した。冷水中でのFSは,海馬におけるcAMP応答エレメント結合蛋白質(CREB)と同様にマイトジェン活性化蛋白質キナーゼキナーゼ(MEK)のリン酸化またはαイソ型Ca2+/カルモジュリン依存性蛋白質キナーゼII(αCaMKII)の脱リン酸化も誘導した。SIRPαの遺伝子除去は,脳におけるこれらの分子のリン酸化状態を変化させなかった。SIRPαリン酸化の著しい増加を誘導する麻酔マウスの強制冷却は,脳におけるαCaMKIIの脱リン酸化を誘導したが,同じ処理は,MEKおよびCREBのリン酸化レベルには影響を及ぼさなかった。冬眠も,シマリス脳においてSIRPαとαCaMKIIのリン酸化のそれぞれ増加と減少を誘導した。これらの結果は,低体温は,冷水中でのFS時のαCaMKIIおよびSIRPαのリン酸化レベルを決定する主要な要素であるが,MEKおよびCREBのリン酸化レベルの決定要素ではないことを示唆する。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
動物生理一般  ,  細胞生理一般  ,  中枢神経系 

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