文献
J-GLOBAL ID:201202257453779457   整理番号:12A0023666

ジブロモおよびジクロロ単核ポリピリジンイリジウム(III)錯体との三重項状態における構造と電子特性の相違

Differences of Structures and Electronic Properties in the Triplet States between Dibromo and Dichloro Mononuclear Polypyridine Iridium(III) Complexes
著者 (6件):
資料名:
巻: 84  号: 12  ページ: 1347-1354 (J-STAGE)  発行年: 2011年 
JST資料番号: G0450A  ISSN: 0009-2673  CODEN: BCSJA8  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
八つのイリジウム(III)中心ポリピリジン錯体の発光と電気的性質を系統的に検討した。[IrBr2(phen)2]・PF6(phen=1,10-フェナントロリン)の結晶構造をX線回折によって得た。三重項状態におけるそれらをDFT計算によっても決定して,発光スペクトルの起源を検討した。[IrX2(bpy)2]+と[IrX2(phen)2]+(X-=Cl-およびBr-)の2つの三重項構造と相互転換の遷移状態を得た。ここでのbpyは2,2′-ビピリジンである。クロロ錯体について,二つの三重項種はJahn-Teller幾何学ひずみをbpy通じてphen配位子を有する。非対称性のスピン密度分布を有するジクロロ錯体はジブロモ化合物のそれらよりもより強い発光スペクトルに対応することが分かった。観測された発光波長(λem’s)に対応するエネルギーは理論的なS0-T1エネルギー差(ΔE’s)によく分一致している。[IrBr2(bpy)2]+,については,Eem=2.29eVおよびΔE=2.26eV.[IrCl2(bpy)2]+について,Eem=2.29eVおよびΔE=2.33eV.[IrBr2(phen)2]+についてEem=2.26eVおよびΔE=2.28eV.[IrCl2(phen)2]+についてEem=2.28eVおよびΔE=2.34eV.全べての4つの錯体,1A,1B,3A,および3Bについて,DFT計算はIr-N結合の解裂を示唆している。小さなS0-T1エネルギーギャップを有するTcが無放射緩和を生じるであろう。Tcは三重項の金属中心特性を有する5配位種である三重項状態を示唆する。三重項種をそれらの電子構造について考察する。(翻訳著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
白金族元素の錯体  ,  遷移金属元素(鉄族元素を除く)の錯体の結晶構造  ,  分子の幾何学的構造一般 
物質索引 (3件):
物質索引
文献のテーマを表す化学物質のキーワードです

前のページに戻る