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J-GLOBAL ID：201202258504130139   整理番号：12A0274473

カルベン錯体の高周期類縁体:新規シリレンおよびゲルミレン錯体の合成と不飽和有機化合物との反応

Heavier Analogs of Carbene Complexes: Syntheses of a New Type of Silylene and Germylene Complexes and Their Reactions with Unsaturated Organic Compounds

著者 (2件)： 橋本久子 (東北大 大学院理学研究科) ,  飛田博実 (東北大 大学院理学研究科)
資料名： 有機合成化学協会誌  (Journal of Synthetic Organic Chemistry, Japan)
巻： 70  号： 2  ページ： 131-141  発行年： 2012年02月01日 
JST資料番号： F0383A  ISSN： 0037-9980  CODEN： YGKKAE  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： カルベン錯体の炭素を高周期14族元素に置き換えた錯体である,新しいタイプのシリレンおよびゲルミレン錯体に関する著者らの基礎化学的研究の成果を以下の項目に分けて紹介した。1)カルベン錯体の高周期類縁体の合成,2)新規シリレン錯体およびゲルミレン錯体の構造,3)新規シリレン錯体の反応性,4)新規ゲルミレン錯体の構造。これらの新規錯体は適当に嵩高な置換基により安定化されているが,反応場となる金属-14族元素二重結合周りが比較的空いているという特徴を持っている。また,これらの錯体中の14族元素配位子部分はLewis酸として基質を捕獲し,金属サイトと協同して活性化するという反応パターンが明らかになってきた。

シソーラス用語： *シリレン ,  錯体 ,  ゲルマン誘導体 ,  ラジカル ,  有機ゲルマニウム化合物 ,  反応性 ,  二重結合 ,  ニトリル ,  カルボニル化合物 ,  ヒドロシリル化 ,  環状付加 ,  ルテニウム錯体 ,  タングステン錯体 ,  *シリレン錯体 ,  *1H-ゲルミレン
準シソーラス用語： *ゲルミレン ,  *ゲルミレン錯体

分類 (2件)： 配位化合物一般  (CE01010G) ,  有機半金属化合物一般  (CF08010G)

引用文献 (67件)：

• TRNKA, T. M. Acc. Chem. Res. 2001, 34, 18
• GRUBBS, R. H. Angew. Chem. Int. Ed. 2006, 45, 3760
• WHITED, M. T. Acc. Chem. Res. 2009, 42, 1607
• SCHROCK, R. R. Chem. Rev. 2002, 102, 145
• SCHROCK, R. R. Angew. Chem. Int. Ed. 2006, 45, 3748

タイトルに関連する用語 (8件)： カルベン錯体 ,  周期 ,  類縁体 ,  シリレン ,  ゲルミレン ,  錯体 ,  不飽和 ,  有機化合物