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J-GLOBAL ID：201202261057775560   整理番号：12A0667677

受信電力及び過去の履歴情報を考慮した経路発見方式の検討

A Route Discovery Method Based on Received Power and Career Information

著者 (4件)： 海沼義弘 (諏訪東京理大 大学院工学・マネジメント研究科) ,  三澤英幸 (諏訪東京理大 システム工) ,  大田健紘 (諏訪東京理大 システム工) ,  松江英明 (諏訪東京理大 システム工)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 111  号： 451(RCS2011 316-375)  ページ： 223-228  発行年： 2012年02月29日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本稿ではマルチパスフェージング環境下において,ZigBee無線規格を用いたセンサネットワークを想定し,経路作成において中継ノード間の受信電力を考慮し,かつ過去の履歴情報を有効活用する方式を提案する。提案方式では各ノードがHelloメッセージを受信する際に物理層から電力情報を取得し,受信電力が電力閾値を下回り受信状況が不安定になった場合のみ過去の経路情報を参考にして経路を維持しつつ,経路を作り変えるように経路探索を行う。計算機シミュレーションにより我々がこれまでに提案している経路発見方式との比較検討を行なった結果,通信可能時間は最大約1秒短くなるが,確立経路数が増加したことで全体としての通信可能時間は改善した。また,経路発見時間は最大約2.5秒改善され,さらにスループットは最大約35%改善され,提案方式の有用性を確認した。(著者抄録)

シソーラス用語： *センサネットワーク ,  フェージング【通信】 ,  *経路探索 ,  スループット
準シソーラス用語： *ZigBee ,  マルチパスフェージング ,  *受信電力 ,  *無線センサネットワーク

分類 (1件)： 無線通信一般  (ND08010L)

引用文献 (8件)：

• PERKINS, C. Ad hoc On-Demand Distance Vector (AODV) Routing. RFC3561. 2003
• 海沼義弘. マルチパスフェージング環境下センサネットワークにおける受信電力を考慮した経路発見方式の検討. 信学技法. 2011, RCS2011-136, 141-146
• 長尾研一. ワイヤレスアドホックネットワークにおける環境認識型経路バイパス法の改良とシミュレーション評価. 信学技法. 2008, RCS2008-121, 111-116
• 門脇裕介. ワイヤレスアドホックネットワークにおける動的経路飛越法の提案と性能評価. 信学技法. 2008, RCS2008-168, 103-107
• 金只圭司. アドホックネットワークにおけるノード負荷を考慮した高効率手法の提案と性能評価. 情報科学技術フォーラム一般公演論文集, 2007. 2007, 6, 4, 149-150

タイトルに関連する用語 (4件)： 受信電力 ,  過去 ,  履歴 ,  経路発見