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J-GLOBAL ID：201202261551111097   整理番号：12A0368401

強震動予測手法に関するベンチマークテスト:統計的グリーン関数法の場合(その2)

BENCHMARK TESTS FOR STRONG GROUND MOTION PREDICTION METHODS: CASE FOR STOCHASTIC GREEN’S FUNCTION METHOD (PART2)

著者 (6件)： 加藤研一 (小堀鐸二研究所) ,  久田嘉章 (工学院大学建築学部まちづくり学科) ,  大野晋 (東北大学) ,  野畑有秀 (大林組技術研究所) ,  森川淳 (小堀鐸二研究所) ,  山本優 (大成建設技術センター)
資料名： 日本建築学会技術報告集  (AIJ Journal of Technology and Design)
巻： 18  号： 38  ページ： 67-72 (J-STAGE)  発行年： 2012年 
JST資料番号： L4777A  ISSN： 1341-9463  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 点震源及び面震源を対象とし,振動数依存の震源の放射係数や斜め入射による地盤増幅率の考慮など,既報に比べてより複雑な条件でベンチマークテストを実施した。その結果,1)各条件の事前確認が必要と考え,震源の放射係数と地盤増幅率を出力したところ,参加者間の結果は良く対応すること,2)応答スペクトルの計算結果は概ね一致したが,やや違いが見られる周期帯もあり,乱数位相の影響と思われること,3)統計的グリーン関数法をサイト波評価に適用する際は,複数の乱数位相に基づいて地震動を評価し,平均的な応答スペクトル振幅を与える乱数を選択するなど,手法としての制約も理解した上で用いることが重要なこと,などが分かった。

シソーラス用語： *地震予知 ,  地震動 ,  評価試験 ,  Green関数 ,  乱数 ,  震源 ,  周波数依存性 ,  比率 ,  応答スペクトル ,  位相 ,  振幅 ,  地盤
準シソーラス用語： 強震動 ,  強震動予測 ,  振動数依存性 ,  断層モデル ,  地盤増幅率 ,  点震源 ,  ベンチマークテスト

分類 (1件)： 地震活動  (DC03030L)

引用文献 (17件)：

• 1) 釜江克宏・入倉孝次郎・福知保長:地震のスケーリング則に基づいた大地震時の強震動予測, 日本建築学会構造系論文報告集, 430, 1-9, 1991.
• 2) 日本建築学会:最新の地盤震動研究を活かした強震波形の作成法,2009.
• 3) 加藤研一・久田嘉章・川辺秀憲・大野晋・野津厚・野畑有秀・森川淳・山本優:強震動予測手法に関するベンチマークテスト:統計的グリーン関数法の場合(その1), 日本建築学会技術報告集, 第17巻, 第35号, 49-54, 2011.
• 4) Hisada, Y.: Broadband strong motion simulation in layered half-space using stochastic Green’s function technique, Journal of Seismology, 12, No.2, 265-279, 2008.
• 5) Boore, D. M.: Stochastic simulation of high-frequency ground motion based on seismological models of the radiated spectra, Bulletin of Seismological Society of America, 73, 1865-1894, 1983.

タイトルに関連する用語 (4件)： 強震動 ,  予測手法 ,  ベンチマークテスト ,  統計的グリーン関数法