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J-GLOBAL ID:201202261991867703   整理番号:12A0777881

肺腺癌A549細胞におけるEGFR/MEK/ERK/c-Fos経路によるクラウディン-2発現の増加

Increase in claudin-2 expression by an EGFR/MEK/ERK/c-Fos pathway in lung adenocarcinoma A549 cells
著者 (6件):
資料名:
巻: 1823  号:ページ: 1110-1118  発行年: 2012年06月 
JST資料番号: B0207A  ISSN: 0005-2728  CODEN: BBBMBS  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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ヒト腺癌におけるクラウディン-2発現は正常肺組織におけるより高いが,その発現の調節機構は明らかになっていない。ヒト腺癌A549細胞において,クラウディン-2レベルはコントロール条件下で時間依存的に増加した。対照的に,クラウディン-1発現は24時間一定であった。培地中の表皮成長因子(EGF)の濃度は時間依存的に増加したが,MMP-1,3,7,9の阻害剤であるマトリックスメタロプロテイナーゼ(MMP)インヒビタIIにより阻害された。MMPインヒビタIIはクラウディン-2及びリン酸化ERK1/2(p-ERK1/2)レベルを低下させ,EGFにより回復した。クラウディン-2及びp-ERK1/2レベルはともに,EGF中和抗体,EGF受容体(EGFR)のsiRNA,EGFRの阻害剤のAG1478,MEKの阻害剤のU0126及びドミナントネガティブMEKの外因性発現により低下した。これらの結果から,EGFはMMPによりA549細胞から分泌され,EGFR/MEK/ERK経路の活性化により仲介されたクラウディン-2発現を増加させることが示唆された。情報経路の阻害はリン酸化c-Fos及び核c-Fosレベルを低下させた。c-FosのsiRNAの導入はクラウディン-1レベルを変えずに,クラウディン-2レベルを低下させた。ヒトクラウディン-2のプロモーター活性はAG1478及びU0126により低下した。更に,活性はクラウディン-2プロモーターのAP-1結合部位の欠失又は突然変異により低下した。クロマチン免疫沈降とアビジン-ビオチン共役DNA法により,c-FosはAP-1結合部位と結合することが示された。分泌EGFはA549細胞においてEGFR/MEK/ERK/c-Fos経路の活性化により仲介されたクラウディン-2の転写活性をアップレギュレートすることが示唆された。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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遺伝子発現  ,  蛋白質・ペプチド一般 

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