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J-GLOBAL ID：201202262552101911   整理番号：12A1744880

既設鉄道山岳トンネルの地震対策と震災復旧の考え方

Philosophy of Seismic Countermeasures and Disaster Repair for Existing Mountain Railroad Tunnels

著者 (2件)： 小島芳之 (鉄道総合技術研) ,  野城一栄 (鉄道総合技術研)
資料名： トンネルと地下  (日本トンネル技術協会誌)
巻： 43  号： 12  ページ： 959-966  発行年： 2012年12月01日 
JST資料番号： S0644A  ISSN： 0285-631X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 2009年に学識経験者で構成される検討会で作成したマニュアルをもとに,既設鉄道山岳トンネルの地震対策と災害復旧の実施手順を示した。地震対策(事前対策工)については,最初に耐震性の検討区間を決定し,特殊条件の調査を行う。次いで耐震性を評価して耐震ランクを判定し,4つの耐震ランク毎に,裏込め注入,ロックボルト,内面補強工などの対策工を行う。災害復旧(復旧工)は,地震後の緊急調査を行い被害があると認められた場合には概略調査で必要な応急措置を行う。応急措置で復旧できない場合は,復旧計画を策定した上で詳細調査を実施し,被害ランクの判定と対策工の選定・設計を行う。

シソーラス用語： 山岳トンネル ,  *鉄道トンネル ,  *災害対策 ,  耐震補強 ,  *災害復旧 ,  マニュアル
準シソーラス用語： *地震対策

分類 (2件)： トンネル工学一般  (RC05010R) ,  自然災害  (RA02030M)

引用文献 (11件)：

• 1)東日本旅客鉄道:特集/東北地方太平洋地震と鉄道構造物,SED, No.37,2011.11.
• 2)清水満:JR東日本におけるトンネル地震被害の事例,トンネルと地下,Vo1.43, No.4, pp.37-48,2012.4.
• 3)吉川惠也:鉄道トンネルの震災と地震対策,トンネルと地下,Vol.15, No.8, pp.33-42,1984.8.
• 4)朝倉俊弘・志波由起夫・松岡茂・大矢敏雄・野城一栄:山岳トンネルの地震被害とそのメカニズム,土木学会論文集,No.659/III一52, pp.27-38,2000.9.
• 5)野城一栄・小島芳之・深沢成年・朝倉俊弘・竹村次朗:地質不良区間における山岳トンネルの地震被害メカニズム,土木学会論文集,VoL.C-65, No.4, pp.1062-1080, 2009.12.

タイトルに関連する用語 (5件)： 鉄道 ,  山岳トンネル ,  地震対策 ,  震災 ,  復旧