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J-GLOBAL ID:201202263617017634   整理番号:12A0160853

キュウリホモプシス根腐病に対するクロルピクリンくん蒸剤マルチ畦内処理と抵抗性台木クロダネカボチャの併用による防除効果

Integrated control of cucumber black root rot using chloropicrin fumigation in polyethylene-mulched beds of resistant rootstock of Cucurbita ficifolia.
著者 (5件):
資料名:
巻: 77  号:ページ: 278-286 (J-STAGE)  発行年: 2011年 
JST資料番号: F0893A  ISSN: 0031-9473  CODEN: NSBGAM  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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露地夏秋作型のキュウリを対象とした,実用的なホモプシス根腐病の防除技術の確立を目的に,有効な土壌消毒薬剤を選抜するとともに,効果的な処理条件や土壌消毒と抵抗性台木の併用による防除効果について検討した.クロルピクリンくん蒸剤,ダゾメット粉粒剤,フルアジナム粉剤,カーバムナトリウム塩液剤の4薬剤を供試し,本病に対する防除効果を検討した結果,クロルピクリンくん蒸剤の防除効果が高く本病防除薬剤として有望と判断した.次に,本剤の処理手法について全面処理とマルチ畦内処理を比較した結果,本剤はマルチ畦内処理が有効であることを明らかにした.さらに,本剤のマルチ畦内処理における消毒畦幅について検討した結果,消毒畦幅は慣行の畦幅60 cmよりもやや広い90 cmとした場合に防除効果が高かった.最後に,本剤のマルチ畦内処理と,本病に一定の抵抗性を示すクロダネカボチャ台木の併用による防除効果について検討した結果,これらの処理の併用は,それぞれを単独で用いた場合よりも優れた顕著な防除効果を示した.このことから,クロルピクリンくん蒸剤マルチ畦内処理は,抵抗性台木クロダネカボチャを併用することでより安定性の高い防除効果が得られると考えられた.(著者抄録)
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分類 (4件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
野菜  ,  菌類による植物病害  ,  植物の病虫害防除一般  ,  土壌管理 
引用文献 (32件):
  • Bruton, B. D. (1996). Compendium of cucurbit diseases (Zitter, T. A. et al., eds.). p. 19, APS PRESS, Saint Paul MN, USA.
  • 福西 務(1977).土壌くん蒸剤のマルチ畦内消毒による土壌病害防除 Iクロルピクリンくん蒸による土壌消毒の効果と薬害に関する基礎的調査.徳島農試研報 15: 33-42.
  • 古屋廣光・藤 晋一・佐藤恵美子・村上洋之・鈴木倫子・鈴木英治・内藤秀樹(2007).Time Release Fluorescent PCRによるキュウリホモプシス根腐病菌の土壌からの検出.日植病報 73: 211-212.(講要)
  • 古屋廣光・村上洋之・藤 晋一・内藤秀樹(2006).キュウリホモプシス根腐病における土壌伝染源密度と発病株率の関係(予報).北日本病虫研報 57: 219.(講要)
  • 橋本光司・吉野正義(1985).カボチャ台キュウリの新病害,ホモプシス根腐病.植物防疫 39: 570-574.
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