抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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一般に港湾土木の現場では水中で構造物の工事が実施されその出来上がりの確認作業では構造物の測量に加え写真やビデオなどによる視覚的確認が重要視されている。しかし水中では施工そのものによる底泥の巻上げにより充分な透明度が得られない場合が多い。また地震や津波などによる構造物被災調査においても高速実時間の即時水中視認を可能とする方法が望まれている。このような背景から音響的手法により実時間3次元計測を行い構造物の測量と水中視認を同時に可能とする機器の開発が必要とされてきた。そこで本稿では広視野,3次元実時間を実現する映像取得および測量装置を検討し超音波式水中映像取得装置(4-DWISS:4-Dimensional Wide-Angle Imaging and Surveying SONAR)を開発した。この4-DWISSでは送受信方式として周波数掃引法を採用し,水中部に音響レンズを搭載して現状では観察距離5~25m,視程距離10mの場合観察範囲は縦横共に33度(6m×6m),分解能は縦5cm×横10cm×奥行き13cmの性能を有し,撮影時のフレームレートは最速で1秒当たり4画面の実時間映像を取得している。