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J-GLOBAL ID:201202267956864139   整理番号:12A1612703

卵母細胞特異的アスタシンファミリープロテアーゼ,アルベオリンはメダカ(Oryzias latipes)の受精時に卵外被の硬化を誘発するために表層粒から放出される

An oocyte-specific astacin family protease, alveolin, is released from cortical granules to trigger egg envelope hardening during fertilization in medaka (Oryzias latipes)
著者 (14件):
資料名:
巻: 372  号:ページ: 239-248  発行年: 2012年12月15日 
JST資料番号: C0522A  ISSN: 0012-1606  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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魚では表層粒が受精に続く卵外被硬化に関与すると仮定されて久しい。筆者らは以前,活性化したメダカ(Oryzias latipes)の卵から放出された滲出液から卵外被硬化開始因子を精製し,この蛋白質を仮にアルベオリンと名付けた。アルベオリンはアスタシンメタロプロテアーゼファミリーのメンバーであり,ある限定された位置でZPBを加水分解しZPCとの架橋形成を開始するプロテアーゼであると提案した。ここでは,アルベオリンの生合成と蓄積から分泌までの完全な経路を試験した。単一のアルベオリン転写物を卵巣標本にのみ検出し,アルベオリンの卵巣での特異的発現を確認した。in situハイブリダイゼーションではアルベオリンmRNAが極初期の前卵黄形成卵母細胞ですでに発現していることを示した。しかし,免疫細胞化学的研究ではアルベオリン蛋白質の出現は卵黄形成期の開始まで遅延していることを明らかにした。非受精卵から分離した表層粒は高分子量型である相対分子量50kDaのグリコシル化アルベオリンを含んでいた。in vitroの低浸透圧処理で分離表層粒は破裂し,アルベオリンは21.5kDa型へと変換したが,この大きさは受精に伴い卵から放出される天然アルベオリンの大きさと同一であった。この変換はロイペプチンと4-(2-アミノエチル)ベンゼンスルフォニルフルオライドハイドロクロライド(AEBSF)の存在で阻害され,セリンプロテアーゼが受精に伴うアルベオリン活性化に関与すると示唆された。さらにアルベオリンと他の脊椎動物アスタシンファミリーメンバーとの系統発生的な関係を解析した。結果からアルベオリンとその硬骨魚類ホモログが孵化酵素メプリンとBMP1/tolloidグループのいずれからも分離した新たなグループを形成することを示した。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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生殖器官  ,  生物学的機能 

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