抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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単式蒸留しょうちゅうの品質を全国的に調査研究することにより,製造技術と酒質の現状及び動向を把握するとともに製造業者の参考とするため,題記鑑評会を日本酒造組合中央会と共催で開催した。出品状況として,今回の出品点数は202点と前回から86点減少していたことを紹介した後,原料区分,製造区分,都道府県のデータをまとめた。次に,酒質の評価として,官能審査評点,香りと味の特性及び指摘項目,成分分析値(pH及び酸度,TBA価,低沸点香気成分,中高沸点香気成分)を紹介した。最後に,出品酒の酒質の動向について,単式蒸留しょうちゅうの酒質は,淡麗で軽快なものが主流であったこと,その他を原料とした減圧蒸留製品,泡盛及び甘藷を原料とした常圧蒸留製品の原料特性が高いという傾向が認められたこと,長期貯蔵製品等の特殊製品は貯蔵管理技術の進歩により,香味の調和のとれた高品質のものが多くあり,泡盛の長期貯蔵酒に,その傾向が特に顕著に認められたとまとめた。