抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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南極海における変動の理解のために,経年変動強制データセットを用いた全球海洋-海氷結合モデルを用いた実験を行った。ウェッデル海における冬季-持続的ポリニア(ウェッデルポリニア,WP)の模擬実験を行った。WPが出現しない年の後に,WPが出現する過程を連続してWPsが見られた1950年代後期のデータセットを用いて探索した。結果から推察されるのは,変則的に温かい深層水と高塩分の表面水そして低気圧性の風応力が初冬にモードポリニア海域上にあることが,冬季-持続的ポリニアを維持する,深い混合を引き起こすために表層を十分に重くするために必須であるということである;観測したポリニア海域上の再解析表面気温(SAT)もまた,海洋-海氷モデルのバルク方程式がWPの形成を誘導するための十分な上向きの熱フラックスを生じさせるには高すぎであった。それゆえ,ウェッデルポリニア,1970年代中盤に人工衛星から観測された一連のWPsは気候学的に置き換えられたSATによって再現された。継続したWPイベントの後にはウェッデル海において密度アノマリが励起され,大西洋深層を北向きに伝搬した。南極周極流(ACC)は子午線方向の密度勾配の増加によって強化された。強められたACCは海嶺を越えて蛇行し,南太平洋の南西端の海底付近の浮力アノマリを励起する。浮力信号は北向きに伝搬し最終的に北太平洋北部に到達する。(翻訳著者抄録)