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J-GLOBAL ID:201202269124124715   整理番号:12A1636920

蛋白質表面からTMAOの優先排除に関する分子機構

Molecular Mechanism for the Preferential Exclusion of TMAO from Protein Surfaces
著者 (5件):
資料名:
巻: 116  号: 40  ページ: 12095-12104  発行年: 2012年10月11日 
JST資料番号: W0921A  ISSN: 1520-6106  CODEN: JPCBFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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トリメチルアミンN-オキシド(TMAO)は蛋白質の折畳み状態を安定化する天然発生保護浸透圧調節物質であり,反作用して尿素が蛋白質安定性に及ぼす効果を不安定化する。実験上TMAOは蛋白質表面から優先排除されることを推論した。ここでは,ポリペプチド(polygly,polyphe,polyasn及びpolyasp),Trpケージ,ユビキチン及びリゾチームを用いTMAOが蛋白質に及ぼす保護効果の機構に関する理解を得るため計算機モデリングと実験測定を組合せた。浸透圧測定を通して現実的TAMO-水相互作用を組入れた結果としてモデル化合物と蛋白質表面からTAMO排除を捉えるTAMOに対する全原子分子モデルを開発した。また,浸透圧測定は溶液中尿素とTAMO分子間の顕著な引力がないことも示唆した。TAMO溶液中蛋白質安定性の分子シミュレーション用に正確ポテンシャルを得るため,電荷とLennard-Jones相互作用をスケーリングすることによって蛋白質/浸透圧調節物質及び浸透圧調節物質/浸透圧調節物質相互作用をパラメタリゼーションする異なる方法を調べ,パラメタリゼーションを手引きするためTAMO存在でTrpケージミニ蛋白質の平衡折畳み実験を行った。この計算は蛋白質表面との共溶媒の優先相互作用挙動に対する一般原理,優先排除浸透圧調節物質が浸透圧係数φ>1によって与えられる斥力自己相互作用を有し,一方,更に蛋白質と引力相互作用を有する変性剤は蛋白質近傍で優先蓄積を可能にするφ<1によって与えられる好適自己相互作用を有することを示唆した。
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分類 (1件):
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蛋白質・ペプチド一般 
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