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J-GLOBAL ID：201202271581158603   整理番号：12A0953543

エゾシカ有害駆除個体の有効活用システムの構築

著者 (7件)： 北原理作 (北海道自然資源活用機構) ,  前田一路 (ドッグライフ) ,  富田勝將 (知床エゾシカファーム) ,  島田昌泰 (北海道猟友会) ,  伊奈信也 (北海道猟友会) ,  堀田繁雄 (北海道猟友会) ,  増子孝義 (東京農大 生物産業)
資料名： 畜産の研究  (Sustainable Livestock Production and Human Welfare)
巻： 66  号： 7  ページ： 711-714  発行年： 2012年07月01日 
JST資料番号： G0644A  ISSN： 0009-3874  CODEN： CKNKAJ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本稿は,エゾシカ有害駆除捕獲個体の有効活用として,NPO法人北海道自然資源活用機構が取り組むペットフード原料としての活用事例とシステムについて紹介した。ここでは,狩猟期間中に越冬地の山林および鳥獣保護区にて北海道猟友会の2つの支部(市町村)が行っている一斉駆除を対象とした。一斉駆除は回収効率が良く,大量捕獲の場合でも,輸送能力,処理能力,販売能力のある回収処理業者(ペットフード製造販売事業者)へ依頼した。その際NPO法人が仲介して,全頭回収契約を猟友会支部,NPO法人,回収処理業者の3者で締結した。これらの取組みは,駆除個体が無駄死することなく,市町村,猟友会,ペットフード製造販売事業者,NPO法人にとってもメリットがあり,駆除個体活用モデルになりうると思われる,と説明した。

シソーラス用語： *シカ ,  *有害動物 ,  捕獲 ,  *ペットフード ,  地区 ,  利用 ,  駆除 ,  *Cervus nippon yesoensis ,  自然保護区
準シソーラス用語： *エゾシカ ,  資源活用 ,  鳥獣保護区 ,  保護区

分類 (2件)： 有害動物による植物被害一般  (FC04071D) ,  物理的防除一般  (FC05041D)

引用文献 (5件)：

• ・笠井文考・北原理作・當間政義・富田勝將・相馬幸作・増子孝義2011エゾシカの有効活用に通年稼働型の解体処理場が果たす役割知床博物館研究報告32:53-58
• ・北原理作・前田一路・竹下千代恵・大矢恵里子・相馬幸作・笠井文考・増子孝義2011a
• ・エゾシカの個体数管理と有効活用の両立は可能か?~生体捕獲の必要性とペットフードとしての活用の意義~畜産の研究65(10):993-998
• ・北原理作・大矢恵里子・伊澤信・大島佳子・前田一路・斉藤三郎・相馬幸作・増子孝義2011bエゾシカ原料ペットフードのミネラル成分特性畜産の研究65(11):1103-1108
• ・北原理作・相馬幸作・増子孝義2011cエゾシカの食害防止対策に係る調査研究に関する報告書牧草地における犬を用いたエゾシカの追い払いと生体捕獲の可能性に関する試験報告東京農業大学生物資源開発研究所

タイトルに関連する用語 (5件)： エゾシカ ,  駆除 ,  個体 ,  有効活用 ,  構築