抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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旅客損失に着目した運転整理最適化手法を実在の路線に対応できるように拡張した。平常時の運転管理に関しては自動化が進んでいるが,事故等で乱れた列車ダイヤを復旧させるための調整業務である運転整理については,ほぼ全て人手に頼っており,運転整理案の自動作成システムが望まれている。先行研究において,旅客の旅行時間増大の観点からの最適運転整理案の自動作成をおこなったが,本研究では,複線区間のみを対象としていた路線モデルを複々線区間を含む場合にも対応できるよう拡張した。仮想の路線モデルを用いた検証の結果,本手法により旅客損失が低減されること,旅客損失低減の度合いは遅延規模が大きくなるほど顕著であることが分かった。さらに7駅12列車による路線モデルで先行研究と比較したところ,計算時間は増大しておらず実用的水準であることが確認された。