抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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黒潮続流から切離される高気圧性の暖水塊は,東北・北海道沖を北上する傾向があり,中心部上層に保持する熱や物質を極向きに輸送する。本研究では,黒潮暖水塊の減衰過程,特に冷却が進んだ末期の構造・変動過程を明らかにするため,2009年に釧路沖に存在した暖水塊を対象に船舶による観測を実施し,プロファイリングフロートおよび表層ドリフターを投入して水塊変化を追跡した。衛星およびプロファイルデータから総合的に検証した結果,釧路沖の暖水性高気圧は,2010年3月に低温・低塩分・低渦位の水塊を取り込んで,冷水性高気圧渦に変貌したと考えられた。(著者抄録)