文献

J-GLOBAL ID：201202283992825684   整理番号：12A1578560

TiO₂光触媒系中のグルタチオンと関連アミノ酸の挙動

The Behaviors of Glutathione and Related Amino Acids in the TiO₂ Photocatalytic System

著者 (3件)： NOSAKA Atsuko Y. (Nagaoka Univ. Technol., Nagaoka, JPN) ,  TANAKA Goro (Nagaoka Univ. Technol., Nagaoka, JPN) ,  NOSAKA Yoshio (Nagaoka Univ. Technol., Nagaoka, JPN)
資料名： Journal of Physical Chemistry B  (Journal of Physical Chemistry B)
巻： 116  号： 36  ページ： 11098-11102  発行年： 2012年09月13日 
JST資料番号： W0921A  ISSN： 1520-6106  CODEN： JPCBFK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： TiO₂光触媒系中のグルタチオンは生細胞中の活性酸素種を縮減する能力を有するトリペプチドであって,L-グルタミン酸,L-シスタミン及びグリシンアミノ酸残基からなる。¹H NMR分光法によってTiO₂懸濁液中グルタチオンと関連アミノ酸の光触媒反応分解を調べた。グルタチオンサイクルにおいて分解される重要役割を演じるカルボキシル基またはアミノ基のみならず側鎖チオール基によって酸化型と還元型両者のグルタチオンがTiO₂表面に吸着した。このことはグルタチオンサイクルの機能が吸着によって生細胞中で劣化されることを意味した。しかしながら,分解速度は構成アミノ酸(L-グルタミン酸,L-シスタミン及びグリシン)の分解速度に比較してかなり低く,恐らく活性酸素種に対する自己防御特性を反映したものであると考察した。

シソーラス用語： *トリペプチド ,  *アミノ酸残基 ,  *酸化チタン ,  *光触媒 ,  活性酸素 ,  *光触媒反応 ,  光分解 ,  懸濁液 ,  物理吸着 ,  活性部位 ,  疎水性相互作用 ,  親水性 ,  酸解離定数 ,  サイクル ,  触媒活性 ,  速度 ,  劣化 ,  アミノ基 ,  チオール ,  紫外線照射 ,  陽子磁気共鳴 ,  濃度分布 ,  化学シフト ,  脂肪族アミン ,  脂肪族カルボン酸 ,  含硫アミノ酸 ,  カルボキシ基
準シソーラス用語： カルボキシル基 ,  pKa ,  活性酸素種 ,  触媒サイクル ,  触媒活性部位 ,  親水性相互作用 ,  生細胞 ,  分解速度 ,  二酸化チタン

分類 (2件)： 光化学反応  (CB08020F) ,  蛋白質・ペプチド一般  (EB03010N)

物質索引 (1件)： グルタチオン

タイトルに関連する用語 (5件)： TiO2 ,  光触媒 ,  グルタチオン ,  アミノ酸 ,  挙動