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J-GLOBAL ID:201202291707108721   整理番号:12A0478704

硝酸セルロースの自然発火

Spontaneous ignition of cellulose nitrate
著者 (4件):
資料名:
巻: 19  号:ページ: 17-21  発行年: 2012年03月01日 
JST資料番号: L3993A  ISSN: 1342-730X  CODEN: CCOMFD  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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硝酸セルロース(NC)は,産業用(ラッカー塗料や火薬,それに自動車用シートベルトプリテンショナー(自動車衝突時の安全装置))に多量に使用されている。しかし,問題は比較的低温で,自然発火することであり,その自然発火に関する研究は古くから,しかも現在も行われているが,自然分解機構はまだ諸説がある。本稿では現在までに提案されている自然分解機構を解説し,NCの安定化に対する安定剤を紹介した。二酸化窒素による酸化説,加水分解(酸による自触媒反応)説それに雰囲気酸素による酸化説を解説した。それからNC安定化のための安定剤として,有機系安定剤(ジフェニルアミン,アカルダイトII,エチルセントラリット,フェノール系酸化防止剤)の効果と機構を解説した。硫黄系酸化防止剤は不安定化させるので注意を喚起した。一方無機系安定剤として,溶液中でのpHが高いほど発熱までの誘導期間が長いことを表示した。特に酸化マグネシウムは安定化効果が高く,今後検討の余地があることを示した。長い研究と最近の分析技術の発達により,機構解明が進展すれば,安定剤の分子設計あるいは安定管理法の新しい展開が期待できることを指摘した。
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分類 (2件):
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その他の高分子材料  ,  高分子の分解,劣化 
物質索引 (1件):
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引用文献 (18件):
  • 1)北川徹三,安全工学,10, 48(1971).
  • 2)平野敏右,「環境・災害・事故の事典」,丸善, 2001,p.354.
  • 3)吉田忠雄月刊消防,7, 1(1985).
  • 4)リレーショナル化学災害データベース, http://riodb.ibase.aist.go.jp/riscad/index. php
  • 5)一般火薬学編集委員会,「一般火薬学(新改訂 第2版)」,日本火薬工業会資料編集部,1994,p.172.
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タイトルに関連する用語 (2件):
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