文献

J-GLOBAL ID：201202292163232527   整理番号：12A1081272

粒子法とウェーブレットを用いたサブパーティクルスケール乱流の高速なシミュレーション

A Fast Simulation Method Using SPH and Wavelet for Sub-particle-scale Turbulent Flow

著者 (5件)： 藤澤誠 (筑波大 大学院) ,  三村豪 (任天堂) ,  天野敏之 (山形大 工) ,  宮崎純 (奈良先端科学技術大学院大) ,  加藤博一 (奈良先端科学技術大学院大)
資料名： 情報処理学会論文誌ジャーナル(CD-ROM)  (情報処理学会論文誌 論文誌ジャーナル(CD-ROM))
巻： 53  号： 7  ページ： 1915-1923  発行年： 2012年07月15日 
JST資料番号： Z0778B  ISSN： 1882-7837  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本論文ではパーティクル法とウェーブレット解析を用いた高速な乱流シミュレーション手法を提案する。高速に流体の流れを再現するためにパーティクル法の一種であるSPHを用い,そのパーティクル間の相互関係から直接ウェーブレット解析により乱流が発生する領域を検出する方法を提案する。検出された領域にウェーブレットノイズに基づき渦場を付加することで乱流を再現する。さらに,乱流エネルギーに基づきパーティクルを分割・回転させることで,サブパーティクルスケールでの乱流を実現する。最後にこれらの処理のほとんどはGPU上で容易に実装可能であり,リアルタイムに近い速度で実行できることを示す。(著者抄録)

シソーラス用語： *数値解法 ,  シミュレーション ,  *流動解析 ,  波束 ,  *流体力学 ,  乱流 ,  マイクロプロセッサ ,  *専用プロセッサ ,  実時間処理 ,  実装設計 ,  *GPU【プロセッサ】 ,  粒子法 ,  *CFD【流体力学】 ,  *解析 ,  *物理学 ,  *科学 ,  *力学 ,  *連続体力学 ,  *自然科学
準シソーラス用語： *SPH法 ,  ウェーブレット ,  *流体シミュレーション

分類 (3件)： 数値計算  (JE02000J) ,  流体の実験・試験・測定方法及び装置  (BC01020K) ,  専用演算制御装置  (JC04030Y)

引用文献 (26件)：

• [1] Adams, B., Pauly, M., Keiser, R. and Guibas, L.J.: Adaptively sampled particle fluids, Proc. SIGGRAPH 2007, p.48 (2007).
• [2] Bridson, R., Houriham, J. and Nordenstam, M.: Curlnoise for procedural fluid flow, Proc. SIGGRAPH 2007, p.46 (2007).
• [3] Chang, T., Kim, H., Bae, J., Seo, J. and Noh, J.: Multi-level vorticity confinement for water turbulence simulation, Proc. CGI 2010 (The Visual Computer) (2010).
• [4] Cook, R.L. and DeRose, T.: Wavelet noise, Proc. SIGGRAPH 2005, pp.803-811 (2005).
• [5] Fedkiw, R., Stam, J. and Jensen, H.: Visual simulation of smoke, Proc. SIGGRAPH 2001, pp.15-22 (2001).

タイトルに関連する用語 (4件)： 粒子法 ,  ウェーブレット ,  乱流 ,  シミュレーション