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J-GLOBAL ID：201202292993747767   整理番号：12A1057189

絞り制御弁内蔵型空気ばねを用いた鉄道車両の車体上下振動低減(第2報,一車両モデルのシミュレーションと実車走行試験による性能検証結果)

Vertical Vibration Suppression of a Railway Vehicle by Damping Control of an Air Spring with Flow Control Valve (2nd Report, Performance validation by numerical simulation with a single vehicle model and the running test with an actual vehicle)

著者 (4件)： 風戸昭人 (鉄道総技研) ,  菅原能生 (鉄道総技研) ,  小金井玲子 (鉄道総技研) ,  眞田一志 (横浜国大 大学院工学研究院)
資料名： 日本フルードパワーシステム学会論文集  (Transactions of the Japan Fluid Power System Society)
巻： 43  号： 4  ページ： 93-101  発行年： 2012年07月 
JST資料番号： L3342A  ISSN： 1880-3121  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 鉄道車両の乗り心地を向上させるため,車体の上下振動の低減に有効な絞り制御弁内蔵型空気ばねを開発した。本空気ばねは通常の新幹線に用いられる固定絞りの代わりに絞り制御弁を装備した。外部からの指令により絞り制御弁の開口面積を変えて,空気ばねが発生する減衰力を制御した。前後の台車に2個づつ,合計4個の絞り制御弁内蔵型空気ばねを装備した車両モデルを構築した。制御則としてスカイフック制御則を用いた。一車両の振動低減効果をシミュレーションにより求め,車両試験台試験の結果と比較した。さらに新幹線車両を用いた実車走行試験により性能を検証した。その結果,車体・空気ばね系の固有振動である1~2Hz付近の振動が大きく低減し,本空気ばねの優れた振動低減性能を確認した。

シソーラス用語： 絞り弁 ,  調節弁 ,  *空気ばね ,  *鉄道車両 ,  *防振 ,  モデル ,  計算機シミュレーション ,  走行試験 ,  乗り心地 ,  減衰能 ,  アクティブ制御 ,  制御則 ,  スカイフック制御 ,  実車試験 ,  車両モデル ,  計算機利用 ,  利用

分類 (1件)： 鉄道車両用機器  (QH02030G)

引用文献 (9件)：

• 1) 鈴木昌弘: トンネル内走行時の車両に加わる空気力, 鉄道総研報告, Vol. 14, No. 9, p. 37-42 (2000)
• 2) 佐々木君章, 鴨下庄吾, 下村隆行: 鉄道車両用セミアクティブサスペンション, 鉄道総研報告, Vol.10,No. 5, p. 25-30 (1996)
• 3) 遠藤知幸, 小泉智志: JR東日本E2系・E3系フルアクティブサスペンションの概要, R&m, Vol.11,No.2, p. 18-21 (2003)
• 4) 上林賢治郎, 大塚智広, 西義和: アクティブ制振制御装置の開発 (300X新幹線試験車両での走行試験結果, Translog’97講演論文集, Vol. 97, No. 12, p. 73-76 (1997)
• 5) 風戸昭人, 菅原能生, 小金井玲子, 眞田一志: 絞り制御弁内蔵型空気ばねを用いた鉄道車両の車体上下振動低減, 日本フルードパワーシステム学会論文集, Vol. 40, No. 6, p. 103-110 (2009)

タイトルに関連する用語 (9件)： 制御弁 ,  空気ばね ,  鉄道車両 ,  車体 ,  上下振動 ,  車両モデル ,  シミュレーション ,  走行試験 ,  性能検証