抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,テラヘルツ波光源,検出の研究開発は,世界に広く展開し,エレクトロニクス,またはフォトニクスの技術を駆使したさまざまな原理・手法により発展している。本稿では,非線形光学効果を用いた波長変換による方法で,光波からテラヘルツ波へ,またその逆過程と自在に操作し,サブTHzから数十THzまで,ほぼテラヘルツ電磁波領域の全域をカバーする波長可変テラヘルツ波光源,および広帯域・室温動作・高感度テラヘルツ波検出の開発に関して概説する。特に,高非線形性と低屈折率分散特性を有する有機非線形光学結晶の利用が注目されており,その進展を詳説する。また最近,目覚ましくテラヘルツ波の高出力化が進み,新たなるテラヘルツ波利用の可能性を広げており,波長変換テラヘルツ波光源開発での高出力化の進展も紹介する。(著者抄録)