抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究では,人工衛星データと現場観測値を用いて,長江希釈水(CDW)が海表面水温(SST)および大気に与える影響について調べることを目的とした。SSSとSSTの月平均場を比較した結果,CDWの存在する海域とSSTが正のアノマリーを持つ海域は良く一致した。このようなSSTが高い海洋上では,鉛直混合の強化により海上風が強化されることが期待できる。そこで本研究では,この正のSSTアノマリーの大気へのインパクトを調べるため,人工衛星海上風データとの比較を行った。その結果,31°NにおけるSSTと海上風アノマリーの時間緯度断面図から,高水温域の東進と共に強風域が東に伝播していることが確認でき,CRDが大気に対して影響を与えていることが示唆された。(著者抄録)