文献

J-GLOBAL ID：201202294512144382   整理番号：12A1709664

鉄道が廃止された後の地域住民の意識に関する一考察-のと鉄道能登線廃止におけるケーススタディ-

Consideration of a Consciousness of Inhavitants without Railway Transport System Case Study of Noto Line of Noto Railway

著者 (2件)： 宮崎耕輔 (香川高専) ,  高山純一 (金沢大 大学院)
資料名： 農村計画学会誌  (Journal of Rural Planning)
巻： 31  号： 論文特集号  ページ： 387-392  発行年： 2012年11月20日 
JST資料番号： Y0829A  ISSN： 0912-9731  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,地方鉄道の廃止による住民の意識を明らかにすることを目指して,「のと鉄道能登線」を対象に「のと鉄道」の利用頻度とのと鉄道廃線後の「転換バス」の利用頻度との変化状況に応じて,地域住民の意識に違いがあるかを検証した。その結果,全体的には,「転換バス」の評価を下げていたり,地域が衰退していると感じていたりすることが分かった。さらに,「転換バス」の利用頻度が「のと鉄道」の利用頻度に比べて減少している人は,その傾向が強いことが分かった。以上より,公共交通のサービス水準の評価と利用実態との間に関係があると言えるが,「転換バス」を利用していない人が,適切に「転換バス」を評価しているとは言い難い。

シソーラス用語： 住民 ,  *廃止措置 ,  *地方鉄道 ,  *住民意識 ,  *バス輸送 ,  アンケート ,  頻度 ,  公共輸送 ,  事例研究
準シソーラス用語： *のと鉄道 ,  地域住民 ,  *利用頻度

分類 (1件)： 鉄道輸送・サービス一般  (TC01010R)

引用文献 (9件)：

• 加藤博和. なぜ鉄道廃止代替バスは乗客を減らすのか?-その検討プロセスが抱える問題に関する一考察-. 土木計画学研究・講演集. 2005, 31
• 堀井茂毅. 鉄道の運転休止・再開による沿線住民の交通行動及び意識の変化に関する研究-福井地域における地方鉄道を対象として-. 土木計画学研究・論文集. 2005, 22, 3, 677-684
• 小林潔司. 土木計画学におけるリスク分析と応用/過疎コミュニティにおける活性化活動とリーダーシップ. 土木学会論文集. 1997, IV, 562/IV-35, 37-46
• 久保勝裕. 北海道の廃線自治体における旧駅前地区の実態に関する研究. 都市計画論文集. 2009, 44-3, 547-552
• 横山貴也. 輸送実績と地域経済指標の比較に基づく地方鉄道の分類. 土木計画学研究・講演集. 1997, 20, 2, 243-246

タイトルに関連する用語 (6件)： 鉄道 ,  廃止 ,  地域住民 ,  意識 ,  能登 ,  ケーススタディ