特許
J-GLOBAL ID:201203033401392161

脂質膜センサおよびその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 早川 誠志
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2010-231890
公開番号(公開出願番号):特開2012-083314
出願日: 2010年10月14日
公開日(公表日): 2012年04月26日
要約:
【課題】吸着性の強い成分の測定等のように洗浄工程が多くなってしまう測定についても、高い安定性を有する基板型の脂質膜センサを提供する。【解決手段】基板21上に形成された膜電極22と、膜電極22に対応した位置に電解質膜保持穴31が形成され、その穴31から膜電極22が露呈する状態で基板21表面に接着された接着シート30と、穴31の内部を埋めて膜電極22の外表全体を覆うとともに穴31の表面側周縁部にオーバーラップするように充填された電解質膜32と、穴31に対応した位置に電解質膜32より外形の大きな脂質膜保持穴41が形成され、その穴41から電解質膜32が露呈する状態で接着シート30の表面に接着された膜分離シート40と、穴41の内部に電解質膜32の外表全体を覆うように充填され、液中物質に対する応答膜電位を電解質膜32を介して膜電極22に伝達させる脂質膜42とを有している。【選択図】図2
請求項(抜粋):
基板(21)と、 前記基板の一面側にパターン形成された膜電極(22)と、 前記膜電極に一端側が電気的に接続され、該膜電極の電位を出力するために前記基板に形成された配線(23)と、 両面が接着面で、前記膜電極に対応した位置に電解質膜保持穴(31)が形成され、該電解質膜保持穴から前記膜電極が露呈する状態で前記基板の一面側に重なりあって接着された接着シート(30)と、 前記接着シートの電解質膜保持穴の内部を埋めて前記膜電極の外表全体を覆うとともに前記電解質膜保持穴の表面側周縁部にオーバーラップするように充填された電解質膜(32)と、 前記接着シートの電解質膜保持穴に対応した位置に前記電解質膜より外形の大きな脂質膜保持穴(41)が形成され、該脂質膜保持穴から前記電解質膜が露呈する状態で前記接着シートの表面に重なりあって接着された膜分離シート(40)と、 高分子材、脂質および可塑剤により形成され、前記膜分離シートの脂質膜保持穴の内部に前記電解質膜の外表全体を覆うように充填され、液中の物質に対する応答膜電位を、前記電解質膜を介して膜電極に伝達させる脂質膜(42)とを有する脂質膜センサ。
IPC (2件):
G01N 27/416 ,  G01N 27/333
FI (2件):
G01N27/46 341M ,  G01N27/30 331E

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