特許
J-GLOBAL ID:201203038255174418

電動機制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 長澤 俊一郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2011-006825
公開番号(公開出願番号):特開2012-151931
出願日: 2011年01月17日
公開日(公表日): 2012年08月09日
要約:
【課題】電力変換器の電圧が飽和していない状態と飽和した状態で自動切り替えを行い、電圧が飽和しても電動機のトルク制御を一定の応答特性で実現できるようにすること。【解決手段】d軸電流指令とd軸電流の差、q軸電流指令とq軸電流の差を、それぞれ比例増幅器331、積分増幅器332、積分器333、及び比例増幅器334、積分増幅器335、積分器336に入力し、d軸電圧指令Vd*、q軸電圧指令Vq*を出力する。qd軸非干渉補償器337、dq軸非干渉補償器338は、d軸、q軸の干渉を補償する。出力電圧が飽和していない状態では、不感帯要素33Eを遮断状態としリミッタを導通状態とすることにより、磁束電流とトルク電流の独立した電流フィードバック制御を実現する。また、出力電圧が飽和した状態では、不感帯要素33Eを能動状態としトルク電流をトルク電流指令に追従させ、磁束電流は磁束電流指令への追従を放棄する。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
交流電動機の一次電流を回転座標変換し磁束電流とトルク電流に分解する手段と、 前記磁束電流と磁束電流指令との磁束電流偏差を求める手段と、この偏差を比例増幅する手段と積分増幅する手段と、比例増幅及び積分増幅した結果を加算し、第1の和を求める手段と、前記トルク電流により前記磁束電流方向に発生する速度に比例する第1の電圧成分を前記トルク電流を用いて演算する手段と、上記第1の和から上記第1の電圧成分を引くことにより磁束電流方向の電圧指令を生成する手段と、 前記トルク電流とトルク電流指令とのトルク電流偏差を求める手段と、この偏差を比例増幅する手段と積分増幅する手段と、比例増幅及び積分増幅した結果を加算し、第2の和を求める手段と、 前記磁束電流及び前記磁束により前記トルク電流方向に発生する速度に比例する第2の電圧成分を前記磁束電流を用いて演算する手段と、上記第2の和に、少なくとも上記第2の電圧成分を加えることによりトルク電流方向の電圧指令を生成する手段とを備え、 磁束方向及びトルク方向の前記電圧指令に基づき電圧型電力変換器により前記交流電動機に交流電圧を印加する電動機制御装置において、 前記磁束電流偏差を積分増幅した結果が予め設定された一定の値を越えたとき、該積分増幅した結果を一定の値にリミットするリミッタと、 前記トルク電流偏差を積分増幅した結果の絶対値が予め設定された閾値を越えるまでは、ゼロを出力し、上記絶対値が上記閾値を超えると、該閾値からの超過分に比例した出力を出力する不感帯要素と、 前記不感帯要素の出力が入力されて、前記交流電動機の角速度に反比例するゲインを有し、前記不感帯要素の出力を微分比例増幅する手段と、前記微分比例増幅する手段の出力を、前記リミッタの出力から減算する手段とを備え、 前記電圧型電力変換器の出力電圧が飽和していない状態では、前記磁束電流と前記トルク電流の独立した電流フィードバック制御を実現し、 前記電圧型電力変換器の出力電圧が飽和した状態では、前記トルク電流を前記トルク電流指令に追従させ、前記磁束電流の前記磁束電流指令への追従を放棄させる ことを特徴とする電動機制御装置。
IPC (2件):
H02P 21/00 ,  H02P 27/04
FI (1件):
H02P5/408 C
Fターム (11件):
5H505BB10 ,  5H505DD08 ,  5H505EE41 ,  5H505GG04 ,  5H505HB01 ,  5H505JJ10 ,  5H505JJ22 ,  5H505JJ23 ,  5H505JJ28 ,  5H505LL22 ,  5H505MM10

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