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J-GLOBAL ID：201302202123484483   整理番号：13A1205210

温度検知のためのカメレオンルミノフォア:ランタニド配位重合体における金属-金属エネルギー移動及びエネルギー逆移動の制御

Chameleon Luminophore for Sensing Temperatures: Control of Metal-to-Metal and Energy Back Transfer in Lanthanide Coordination Polymers

著者 (7件)： MIYATA Kohei (Hokkaido Univ., Hokkaido, JPN) ,  KONNO Yuji (Asahikawa National Coll. Technol., Hokkaido, JPN) ,  NAKANISHI Takayuki (Hokkaido Univ., Hokkaido, JPN) ,  KOBAYASHI Atsushi (Hokkaido Univ., Hokkaido, JPN) ,  KATO Masako (Hokkaido Univ., Hokkaido, JPN) ,  FUSHIMI Koji (Hokkaido Univ., Hokkaido, JPN) ,  HASEGAWA Yasuchika (Hokkaido Univ., Hokkaido, JPN)
資料名： Angewandte Chemie. International Edition  (Angewandte Chemie. International Edition)
巻： 52  号： 25  ページ： 6413-6416  発行年： 2013年 
JST資料番号： H0127B  ISSN： 1433-7851  CODEN： ACIEAY  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 熱的に安定で温度感受性の新規ランタニド配位重合体,[Ln(hfa)₃(dppb)]_n(dppb=4,4′-ビス(ジフェニルホスホリル)ビフェニル,hfa=ヘキサフルオロアセチルアセトナート,Ln=Eu,Tb)と[Tb_0.99Eu_0.01(hfa)₃(dppb)]_n,を合成した。これらの配位重合体は熱的にきわめて安定で,分解温度は308°C(Ln=Eu)~317°C(Ln=Tb)であった。また,大きな発光量子収率をもつことが分かった(室温での[Tb(hfa)₃(dppb)]_nの量子収率Φは40%)。これらのルミネセンスは温度にきわめて敏感であった。とくに,[Tb_0.99Eu_0.01(hfa)₃(dppb)]_n重合体は,200~500Kの広い温度範囲でカメレオンのように色変化することを見いだした。このようなルミネセンスの温度依存性をTb^IIIイオンからEu^IIIイオンへの金属間エネルギー移動とTb^IIIイオンからhfa配位子へのエネルギー逆移動によって説明することができた。

シソーラス用語： ユウロピウム錯体 ,  テルビウム錯体 ,  *ルミネセンス ,  温度依存性 ,  エネルギー移動 ,  *温度センサ ,  蛍光センサ ,  可視発光スペクトル ,  脂肪族ケトン ,  脂肪族フッ素化合物 ,  ジケトン
準シソーラス用語： *配位重合体

分類 (5件)： 第3族元素の錯体  (CE01060J) ,  分析試薬  (CC02030D) ,  錯体のルミネセンス  (BM08095R) ,  分光分析  (CC03012W) ,  温度測定,温度計  (AD06010K)

物質索引 (2件)： ヘキサフルオロアセチルアセトン ,  ビフェニル-4,4′-ジイルビス(ジフェニルホスフィンオキシド)

タイトルに関連する用語 (5件)： 温度検知 ,  ランタニド ,  配位重合体 ,  エネルギー移動 ,  エネルギー