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J-GLOBAL ID：201302203447312169   整理番号：13A1334090

マツ枯れとナラ枯れ被害を追う マツ枯れ最前線で取り組まれている防除

著者 (1件)： 中村克典 (森林総合研 東北支所)
資料名： 森林技術
号： 857  ページ： 7-11  発行年： 2013年08月10日 
JST資料番号： G0035A  ISSN： 1349-452X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： マツ材線虫病の被害最前線は動き続けている。青森県では2008年の偶発的な人為的要因による被害は適切な処置で収まったが,2011年9月には,秋田県側の被害地殻の自然拡大が確認され,岩手県でも2009年以降,盛岡市をはじめとする近隣に被害が飛び火するという状況が続いている。東北地方のマツ材線虫病対策は正念場を迎えている。ここでは,マツ材線虫病の被害地としての東北地方の特徴,最前線のマツ材線虫病の被害地で取り組まれている防除(被害木探査の高精度化,最前線における被害木処理,防除帯の設置,予防散布)等について紹介した。

シソーラス用語： *植物病害 ,  *マツノザイセンチュウ ,  *マツノマダラカミキリ ,  *森林被害 ,  *東北地方 ,  *害虫防除 ,  病害防除 ,  樹木 ,  自然災害 ,  青森県 ,  秋田県 ,  岩手県 ,  *マツ材線虫病 ,  被害木 ,  *ハリセンチュウ下目 ,  *無脊椎動物

分類 (3件)： 森林植物学  (FF02020E) ,  森林保育  (FF03040H) ,  線虫による植物被害  (FC04073L)

引用文献 (7件)：

• 1) 中村克典(2010) 北上するマツ材線虫病,森林科学59,pp.35-38
• 2) 陳野好之・滝沢幸雄・佐藤平典(1987) 高地地方におけるマツ材線虫病の特徴と防除法,林業科学技術振興所,75p
• 3) Ohta K., Hoshizaki K., Nakamura K., Nagaki A., Ozawa Y., Nikkeshi A., Makita A., Kobayashi K. and Nakakita O. (2012) Seasonal variation in the incidence of pine wilt and infestation by its vector, Monochamus alternatus, near the northern limit of the disease in Japan, Journal of Forest Research 17, pp. 360-368
• 4) 小林一三(2005) 松くい虫被害の研究および対策の今昔物語(2)冷涼な地に適した防除システムの構築に向けて,林業と薬斉171,pp.7-21
• 5) 伊藤正逸・小岩俊行・高橋健太郎・作山健(1996) 松くい虫被害防除監視帯の設置,東北森林科学会誌1,pp.57-58

タイトルに関連する用語 (4件)： マツ枯れ ,  ナラ枯れ ,  被害 ,  防除