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J-GLOBAL ID：201302206489525315   整理番号：13A0836046

地方自治体の空き家改修助成制度を導入した定住支援システムの運用形態

THE MANAGEMENT FORM OF SETTLEMENT SUPPORT SYSTEM WITH VACANT HOUSE INFORMATION AND GRANT FOR REPAIR BY LOCAL GOVERNMENTS

著者 (2件)： 山本幸子 (筑波大 システム情報系) ,  中園眞人 (山口大 大学院理工学研究科)
資料名： 日本建築学会計画系論文集  (Journal of Architecture and Planning (Transactions of AIJ))
号： 687  ページ： 1111-1118  発行年： 2013年05月30日 
JST資料番号： Y0894A  ISSN： 1340-4210  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本論では,改修助成制度創設期と展開期における助成制度の相違点・展開内容を整理した上で事業内容を指標に自治体の定住支援システムを類型化し,事業内容と組織体制の特徴を明らかにし,得られた知見をもとに自治体の立地条件や規模に対応したシステムの展開方向と課題を考察した。本論では改修助成制度を導入した自治体の定住支援事業を対象に,空き家活用システムと体験支援・就職支援による定住支援システムとの相す関連分析を行い,以下の知見を得た。地域住宅交付金制度が創設された2005年以降,改修助成制度を導入する自治体が増加し,中でも助成上限を100~200万円に設定するとともに,職業紹介所や体験住宅等の整備と専門業者や自治体による契約仲介を行い,経済的支援と定住支援を充実させた総合的支援に取組む方式が出現している点は,定住支援システムの展開として評価される。

シソーラス用語： *地方自治体 ,  *住宅 ,  *改修 ,  補助金 ,  行為 ,  立地条件 ,  情報サービス ,  情報システム ,  契約 ,  職業 ,  *空き家
準シソーラス用語： *助成金 ,  情報提供 ,  仲介システム ,  定住

分類 (1件)： 住宅問題  (RD03020R)

引用文献 (18件)：

• 1) 遊佐敏彦、後藤春彦、鞍打大輔、村上佳代:中山間地域における空き家およびその管理の実態に関する研究-山梨県早川町を事例として-, 日本建築学会計画系論文集, No.601, pp.111-118, 2006.3
• 2) 篠部裕、宮地敬士:空き家の解体除去施策の現状と課題 西日本の地方自治体を事例として, 日本建築学会技術報告集, 第39号, pp.709-714, 2012.6
• 3) 加藤浩司:八女福島伝建地区における「管理委託方式」による空き家修理・活用の試み, 日本建築学会技術報告集, 第29号, pp.281-284, 2009.2
• 4) 古賀あゆみ、加藤浩司:伝建地区における空き家活用の取り組み, 日本建築学会大会学術講演梗概集, F-1分冊, pp.921-922, 2009.8
• 5) 亀山芳香、濱崎一志:空き家の活用と地域再生に関する研究, 日本建築学会大会学術講演梗概集, E-2分冊, pp.439-440, 2010.9

タイトルに関連する用語 (8件)： 地方自治体 ,  空き家 ,  改修 ,  助成制度 ,  定住 ,  支援システム ,  運用 ,  形態