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J-GLOBAL ID:201302207554588423   整理番号:13A0703298

食物連鎖における炭素および窒素の栄養分割に関して考えられるアイデア: 琵琶湖,バイカル湖およびモンゴル草原地帯における食物連鎖の安定同位体分析の新側面

Possible ideas on carbon and nitrogen trophic fractionation of food chains: a new aspect of food-chain stable isotope analysis in Lake Biwa, Lake Baikal, and the Mongolian grasslands
著者 (7件):
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巻: 28  号:ページ: 173-181  発行年: 2013年03月 
JST資料番号: X0313A  ISSN: 0912-3814  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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琵琶湖,バイカル湖およびモンゴル草原地帯の食物連鎖について以前にまとめたデータベースを用い,炭素および窒素同位体(Δδ13C,Δδ15N)の栄養分割を調査した。以下の2つの特徴が明確にされた。1)各々の生態系につき,食物連鎖全体の炭素および窒素同位体の栄養分割比率(Δδ15N/Δδ13C)は,δ15N-δ13Cプロット上の直線回帰ラインの勾配として求めることができた。2)さらに共分散分析(ANCOVA)により,δ15N-δ13C上の勾配は,これらの種々の生態系の間で大きく変わらないことが明らかとなり,著者らはδ15Nを応答変数として設定することにより回帰を求めることができた。すなわち,δ15N=1.61δ13C+[生態系固有の定数]に,勾配とインターセプトにつき,それぞれ,[±0.41]および[±9.7]の標準誤差を加えた。一次生産者の窒素と炭素同位体比が生態系内で空間および時間において一定であると想定できる場合,回帰の勾配(すなわち,Δδ15N/Δδ13C比率)は,より複雑な食物網に適用できる可能性があることが示唆された。若干の食い違いが2つの統計分析の結果の間にあったものの,これらの生態系に関する単純直線回帰解析からの結果はANCOVAの結果と十分に一致した。食物連鎖に沿うδ15Nとδ13Cの間の直線相関を支配する可能性のある要因を,安定同位体食物連鎖分析に関する新たな領域と共に論ずる。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
分類
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異種生物間相互作用  ,  動物生態学一般  ,  植物生態学 
引用文献 (40件):
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