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J-GLOBAL ID：201302217597818282   整理番号：13A0990375

風による円筒タンク浮屋根の挙動シミュレーション(スロッシング応答解析)

Simulation for a Floating Roof Behavior of Cylindrical Storage Tank due to Wind Load (Sloshing Response Analysis)

著者 (8件)： 吉田聖一 (横浜国大 安心・安全の科学研究教セ) ,  黒田眞一 (IHI 基盤技研) ,  上島秀作 (IHI 基盤技研) ,  石田和雄 (IHI) ,  白鳥正樹 (横浜国大 安心・安全の科学研究教セ) ,  関根和喜 (横浜国大 安心・安全の科学研究教セ) ,  土田智彦 (石油天然ガス・金属鉱物資源機構) ,  岩田克己 (石油天然ガス・金属鉱物資源機構)
資料名： 日本機械学会論文集 C編(Web)  (Transactions of the Japan Society of Mechanical Engineers. Series C (Web))
巻： 79  号： 799  ページ： 669-680 (WEB ONLY)  発行年： 2013年 
JST資料番号： U0184A  ISSN： 1884-8354  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 円筒形石油タンクのシングルデッキ形浮屋根が風を受けると,デッキ板が波を打つ振動をする。このとき繰返し曲げ変形が生じ,き裂が発生して進展し,貫通したときに浮屋根上に油が滲んでくる。台風級の風を受けるとき,浮屋根振動特性解明を目的に,一様風速を遠方で受ける大形浮屋根式円筒タンクのCFD解析を別報で報告した。本報では,デッキ板波打ち現象とそれに伴う繰返し曲げ変形の振動特性把握のため,CFD解析から得られた風圧を荷重条件とする,大形浮屋根式円筒タンクのスロッシング応答解析を軸対称有限要素法で行った。その結果,一様風速30m/sのとき,波打ち現象の卓越周期は5秒前後であるが,曲げ応力の卓越周期は1秒から3秒の間であるとの知見が得られた。(著者抄録)

シソーラス用語： *油タンク ,  円筒 ,  屋根 ,  風 ,  デッキプレート ,  曲げ変形 ,  亀裂 ,  *スロッシング ,  応答解析 ,  シミュレーション ,  有限要素法 ,  *浮屋根 ,  振動特性 ,  CFD【流体力学】 ,  流体力学 ,  物理学 ,  科学 ,  力学 ,  連続体力学 ,  自然科学
準シソーラス用語： CFD解析

分類 (2件)： その他の特殊構造物  (RA05020W) ,  構造動力学  (HD02000E)

引用文献 (11件)：

• (1) 危険物保安技術協会, “釧路市,苫小牧市および苫小牧東部工業地域における屋外タンク貯蔵所の被害状況”, <i>Safety & Tomorrow</i>, No.95 (2004), pp.23-39.
• (2) 黒田眞一, 上島秀作, 石田和雄, 吉田聖一, 白鳥正樹, 関根和喜, 土田智彦, 岩田 克己, “風による円筒タンク浮屋根の挙動シミュレーション(CFD解析) ”, 日本機械学会論文集B編, Vol.78, No.792 (2012), pp.1350-1366.
• (3) 吉田聖一, 関根和喜, 光田司, “浮屋根式円筒タンクのスロッシング応答の軸対称有限要素解析”, 日本機械学会論文集C編,Vol.74, No.740 (2008), pp.814-822.
• (4) 吉田聖一, 赤松重則, 関根和喜, 光田司, “シングルデッキ形浮屋根式円筒タンクのスロッシング特性(固有周期と固有振動モード)”, 日本機械学会論文集C編,Vol.74, No.745 (2008), pp.2153-2161.
• (5) 若狭勝, “風荷重による浮屋根損傷に起因した石油タンク全面火災事故”, 圧力技術, Vol.48, No.6 (2010), pp.311-320.

タイトルに関連する用語 (7件)： 風 ,  タンク ,  浮屋根 ,  挙動 ,  シミュレーション ,  スロッシング ,  応答解析