抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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車両の走行抵抗は,機械抵抗と空気抵抗からなるが,在来線でも徐々に高速化が進むともに車両の軽量化が進み,相対的に空気抵抗が占める割合が増大してきた。しかし,先頭形状の流線形化は製作費用の増加や客室の縮小につながり,床下カバーは製作費用の増加やメンテナンスコストの増加につながるというデメリットがある。従って,空気抵抗低減によるメリットを定量的に評価し,デメリットと比較することによって,初めて在来線車両の空気抵抗低減策を進めることができる。本研究では,在来線車両の屋根上および床下の形状改良による空気抵抗低減策を提案し,風洞実験により空気抵抗の低減効果を評価した。さらに,運転曲線作成システムSpeedyを用いて,走行のためのエネルギー消費の削減効果を計算例として示した。その結果,屋根上および床下形状の改良により,空気抵抗が22%低減し,走行による消費エネルギーが5.4%削減できることが分かった。