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J-GLOBAL ID：201302223884800823   整理番号：13A1795471

無機層状化合物(I)マイカナノ結晶が析出した透明な結晶化ガラスの作製と性質

著者 (1件)： 樽田誠一 (信州大 工)
資料名： Journal of the Society of Inorganic Materials, Japan  (Journal of the Society of Inorganic Materials, Japan)
巻： 20  号： 367  ページ： 429-434  発行年： 2013年11月01日 
JST資料番号： F0275A  ISSN： 1345-3769  CODEN： JSIJFR  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： マイカ(雲母)はケイ酸塩系粘土鉱物として知られ,4面体と8面体が積み重なった層状構造である。筆者らは,新規Li⁺¹イオン伝導体の開発を目的として,層間イオンがLi⁺¹であるLi-マイカが析出したマイカ結晶化ガラスの合成を試みてきた。本稿では,透明なLi-マイカ結晶化ガラスの合成,マイカの結晶化過程,微構造および性質,およびEuなどの希土類の添加による発光とアルカリ土類金属の添加によるマイカの構造変化について解説した。1)透明なマイカ結晶化ガラスの合成と性質:透明なマイカ結晶化ガラスの組成と微構造,結晶化過程と析出したマイカの構造,透明なマイカ結晶化ガラスのイオン伝導,2)希土類の添加と発光特性,3)アルカリ土類元素の添加とマイカの構造変化。

シソーラス用語： *層状化合物 ,  *ガラスセラミック ,  透明材料 ,  *雲母 ,  ナノ結晶 ,  層状組織 ,  粘土鉱物 ,  珪酸塩鉱物 ,  リチウム化合物 ,  金属イオン ,  インターカレーション ,  結晶化 ,  *微細構造 ,  *蛍光体 ,  希土類元素 ,  ユウロピウム ,  アルカリ土類金属 ,  光学的性質 ,  X線回折分析 ,  電子顕微鏡観察 ,  活性化エネルギー ,  *イオン伝導体 ,  リチウムイオン ,  走査電子顕微鏡法 ,  透過型電子顕微鏡法
準シソーラス用語： 結晶化ガラス ,  マイカ ,  層状構造 ,  微細組織

分類 (2件)： ガラスの製造  (YC02020O) ,  ガラスの性質・分析・試験  (YC02030Z)

引用文献 (9件)：

• HOLAND, W. Glass-Ceramic Technology. 2002, 124-134,236-241
• 盾功. 工業化学雑誌. 1968, 71, 976-980
• TARUTA, S. J. Non-Cryst. Solids. 2006, 352, 5556-5563
• TARUTA, S. J. Non-Cryst. Solids. 2008, 354, 848-855
• 北島圀夫. 表面. 1981, 19, 83-97

タイトルに関連する用語 (7件)： 層状化合物 ,  マイカ ,  ナノ結晶 ,  析出 ,  結晶化ガラス ,  作製 ,  性質