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J-GLOBAL ID:201302228933909676   整理番号:13A1559035

イネの熱ショック蛋白質70由来の新しいカチオン性α-ヘリックスオクタデカペプチドの抗菌活性と作用機序

Antimicrobial activity and mechanism of action of a novel cationic α-helical octadecapeptide derived from heat shock protein 70 of rice
著者 (9件):
資料名:
巻: 48  ページ: 147-155  発行年: 2013年10月 
JST資料番号: W0486A  ISSN: 0196-9781  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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イネ(Oryza sativa L. japonica)の熱ショック蛋白質70(Hsp70)由来のオクタデカペプチド,Hsp70(241-258)は新しいカチオン性α-ヘリックス抗菌ペプチド(AMP)であり,4つのリジン,2つのアルギニンおよび2つのヒスチジン残基を含む。歯周病原菌Porphyromonas gingivalisと日和見真菌病原菌Candida albicansに対するHsp70(241-258)の抗菌活性は生細胞由来のATPを測定する化学ルミネセンス法を用いて定量的に評価された。P. gingivalisとC. albicans細胞に対するHsp70(241-258)の50%増殖阻害濃度はそれぞれ63μMと70μMであった。Hsp70(241-258)は1mMではほとんどあるいは全く溶血作用がなく,300μMまではごくわずかな細胞傷害性しか示さなかった。Hsp70(241-258)の添加によって引き起こされるグラム陰性細菌の膜を模倣した大型の単層小胞からのカルセイン漏出とP. gingivalis細胞からの3,3′-ヨウ化ジプロピルチアジカルボシアニン放出の程度は濃度依存的に増大した。Hsp70(241-258)がカルセイン-アセトキシメチルエステルを充填したC. albicans細胞に添加された場合,細胞からのカルセイン放出は濃度依存的に増大した。フローサイトメトリー法によって,DNA挿入色素であるヨウ化プロピジウムで染色されたC. albicans細胞の割合は添加されたHsp70(241-258)の濃度が高いほど増大した。従って,Hsp70(241-258)は膜の破壊を介したP. gingivalisとC. albicansに対する抗菌作用を示すように思われる。これらの結果から,Hsp70(241-258)は公衆衛生の多くの分野,特に,経口感染の抑制においてP. gingivalisとC. albicansに対する安全かつ効果的なAMPとして役立つことが示唆される。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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生理活性ペプチド  ,  抗細菌薬の基礎研究 
タイトルに関連する用語 (5件):
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