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J-GLOBAL ID：201302229038076754   整理番号：13A0828662

DNA単分子の凝縮における四価ポリアミンの効果的なキラル識別

Effective Chiral Discrimination of Tetravalent Polyamines on the Compaction of Single DNA Molecules

著者 (8件)： YOSHIKAWA Yuko (Ritsumeikan Univ., Kusatsu, JPN) ,  UMEZAWA Naoki (Nagoya City Univ., Nagoya, JPN) ,  IMAMURA Yuki (Nagoya City Univ., Nagoya, JPN) ,  KANBE Toshio (Nagoya Univ., Nagoya, JPN) ,  KATO Nobuki (Nagoya City Univ., Nagoya, JPN) ,  YOSHIKAWA Kenichi (Doshisha Univ., Kyotanabe, JPN) ,  IMANAKA Tadayuki (Ritsumeikan Univ., Kusatsu, JPN) ,  HIGUCHI Tsunehiko (Nagoya City Univ., Nagoya, JPN)
資料名： Angewandte Chemie. International Edition  (Angewandte Chemie. International Edition)
巻： 52  号： 13  ページ： 3712-3716  発行年： 2013年 
JST資料番号： H0127B  ISSN： 1433-7851  CODEN： ACIEAY  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： DNA単分子凝縮の誘導能に基づき,四価生体ポリアミンであるスペルミンの感度の高いキラル識別法を開発した。2つのtrans-シクロペンタンユニットと合計4つの立体中心を持つスペルミン類似体を作製し,T4 GT7ファージDNAを使用して単分子レベルでのDNAの高次構造変化を調査した。類似体1(R,S-R,S)を添加すると個々のDNA分子は螺旋状態から凝集小球状態に構造転移した。DNAのサイズ分布の凝縮を比較したところ,類似体1がDNA凝縮を最も効果的に促進した。類似体1は5μMでDNAの完全な凝集状態を誘導したのに対し,類似体2(R,S-S,R),類似体3(S,R-R,S)および類似体4(S,R-S,R)は誘導に20μM以上の濃度を必要とした。またキラルポリアミンとスペルミンはDNAへの相互作用機構が異なること,類似体1と類似体4は類似体2および類似体3と比較してDNAへの結合親和性が約2倍であることが分かった。

シソーラス用語： *分子認識 ,  *生体ポリアミン ,  *凝縮 ,  DNA【核酸】 ,  原子 ,  立体化学 ,  T4ファージ ,  立体異性体 ,  配座転移 ,  構造相転移 ,  円偏光二色性 ,  二次構造 ,  親和性 ,  単分子反応 ,  脂肪族アミン ,  ジアミン ,  第一アミン ,  第二アミン
準シソーラス用語： ポリカチオン ,  *キラル認識 ,  *DNA凝縮 ,  立体中心 ,  四価カチオン ,  結合親和性

分類 (2件)： 生物学的機能  (EB02020R) ,  核酸一般  (EB04010U)

物質索引 (1件)： スペルミン

タイトルに関連する用語 (6件)： DNA ,  単分子 ,  凝縮 ,  ポリアミン ,  キラル ,  識別