抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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水素ハイドレート高圧相(filled ice Ic構造)についてダイヤモンドアンビルセルとヘリウム冷凍クライオスタットを用いて低温高圧実験を行った。温度圧力条件は5から55GPaおよび30から300Kである。X線回折によって低温高圧下でfilled ice Ic構造はcubicからtetragonalに相変化し,両相の存在領域が推定された。また,このtetragonal構造の軸比は温度圧力に依存して変化することも観察された。これらの結果は第一原理計算によって予測された結果を実験的に検証するものである。Tetragonal構造形成の誘因はゲスト水素分子の回転モードが無秩序から変化したことによると推測された。さらに,50GPa以上では温度に依存せず別の高圧相の存在が示された。(著者抄録)