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J-GLOBAL ID：201302229177214118   整理番号：13A1544792

各種光学的計測法を用いた異相系攪拌型溶媒抽出装置における流動・分散特性に関する研究

著者 (9件)： 上ノ山周 (横浜国大 大学院工学研究院) ,  仁志和彦 (横浜国大 大学院工学研究院) ,  三角隆太 (横浜国大 大学院工学研究院) ,  國井佳奈子 (横浜国大 大学院工学府) ,  轟慧 (横浜国大 工) ,  平野弘 (日本原子力研究開発機構) ,  荻野英樹 (日本原子力研究開発機構) ,  佐野雄一 (日本原子力研究開発機構) ,  坂本淳志 (日本原子力研究開発機構)
資料名： 日本原子力研究開発機構JAEA-Review(Web)
号： 2012-031  ページ： 2.2.4 (WEB ONLY)  発行年： 2012年08月 
JST資料番号： U0296A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 使用済燃料再処理技術では,燃料融解液からUやPuを分離回収するために溶媒抽出装置が使用される。溶媒抽出操作では,抽出装置内部での溶液(水相,有機相)の流動性や分散性が分離性能や処理性能と密接に関係するため,流動・分散特性を把握することが極めて重要となる。攪拌槽内の混合部における溶液の流動状態に関するデータを正確に取得するため,PIV計測を利用して流動特性の定量化を行った。また液滴径データを取得するため,高速度ビデオカメラ(HSV)による計測手法を利用した検討を行った。低回転数,高流量の条件では,混合部の槽底からロータ周辺までの深さが液で満たされた状態であり,ここから回転数の増加に伴い,液深は徐々に低下し,気液界面の形状が複雑となる(遷移状態)ことがわかった。水相として純水,有機溶液相として30vol%TBP・ドデカン混合液を対象とする場合,水相に蛍光物質ローダミンB(赤色)を溶解させることで,両相を光学的に識別できることを確認した。また,水滴径は50~200μmの範囲に分布し,ロータの回転数が大きくなるほど,水相の体積分率が小さくなるほど,水滴の平均径は緩やかに小さくなることがわかった。

シソーラス用語： *核燃料再処理 ,  *溶媒抽出 ,  *粒子画像流速測定 ,  *ビデオカメラ ,  *撹拌槽 ,  流れ特性 ,  分散【dispersion】 ,  *液滴径 ,  気液界面 ,  無機酸エステル ,  アルカン
準シソーラス用語： *PIV【流速測定】 ,  高速ビデオカメラ ,  流動特性

分類 (1件)： 核燃料再処理  (MD08050C)

物質索引 (2件)： TBP ,  ドデカン

タイトルに関連する用語 (5件)： 光学的計測 ,  攪拌 ,  溶媒抽出 ,  流動 ,  研究