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J-GLOBAL ID：201302229561678458   整理番号：13A0239383

分子的込み合い条件の下での長いテロメアDNAの紐に通した玉状構造

Beads-on-a-String Structure of Long Telomeric DNAs under Molecular Crowding Conditions

著者 (5件)： YU Haiqing (Konan Univ., Kobe, JPN) ,  GU Xiaobo (Konan Univ., Kobe, JPN) ,  NAKANO Shu-ichi (Konan Univ., Kobe, JPN) ,  MIYOSHI Daisuke (Konan Univ., Kobe, JPN) ,  SUGIMOTO Naoki (Konan Univ., Kobe, JPN)
資料名： Journal of the American Chemical Society  (Journal of the American Chemical Society)
巻： 134  号： 49  ページ： 20060-20069  発行年： 2012年12月12日 
JST資料番号： C0254A  ISSN： 0002-7863  CODEN： JACSAT  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Na⁺及びK⁺の存在での希薄及び分子込み合い条件での長いテロメアDNA,(T₂AG₃)_n(n=4~20),の構造及び安定性を研究した。構造の解析の結果,全ての条件下でこのDNAは分子内G四本鎖を形成するが,形成の様子は二つのイオンでやや異なった。形成されるはNa⁺の場合はどちらの条件でも反平行であったが,K⁺の場合は込み合い条件が混合から平行への立体配座変化を誘発した。これらの結果は込み合い条件下での多くの研究結果と合致した。熱力学分析はG四本鎖が希薄条件より込み合い条件の方が安定であるとした。テロメアDNAが長いと込み合いによる安定化の効果は小さくなり,以前報告された孤立G四本鎖単位の大きい安定化から暗示されたように,長いテロメアDNAのG四本鎖構造は込み合い条件下では安定ではないことを示した。水和の研究は構造が折り畳まれるとG四本鎖単位は脱水され,二つの単位を結びつけるTTAリンカーは水和されることを示した。これらのことはこのリンカーは秩序づけられていてランダムコイルではなく,そのことが長いテロメアDNAの全体構造の安定性に大きな影響を及ぼすという提案を可能にした。

シソーラス用語： *テロメア ,  こみあい効果 ,  *立体配座 ,  折畳み構造 ,  水和 ,  DNA【核酸】 ,  熱力学的安定度 ,  ナトリウム ,  カリウム ,  *G-四重鎖
準シソーラス用語： *G四本鎖

分類 (1件)： 核酸一般  (EB04010U)

タイトルに関連する用語 (4件)： 分子 ,  テロメアDNA ,  紐 ,  玉状