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J-GLOBAL ID：201302234377545724   整理番号：13A1929075

企画集会「哺乳類学への誘い -長期研究の中から見つかる面白さ-」を企画して

Invitation to mammalogy: What we can find by long-term researches

著者 (5件)： 小池伸介 (東京農工大学大学院農学研究院森林生物保全学研究室) ,  池田敬 (東京農工大学大学院連合農学研究科野生動物保護学 研究室) ,  池田敬 (現所属:東京農工大学大学院連合農学研究科野生動物 保護管理学研究室) ,  根本唯 (東京農工大学大学院連合農学研究科野生動物保護学 研究室) ,  根本唯 (現所属:東京農工大学大学院連合農学研究科野生動物 保護管理学研究室)
資料名： 哺乳類科学  (ほ乳類科学)
巻： 53  号： 1  ページ： 215-223 (J-STAGE)  発行年： 2013年 
JST資料番号： Y0375A  ISSN： 0385-437X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 長期研究システムの枠組みで活躍する大学院生を中心に,夫々の経験を踏まえた,研究を始める動機やきっかけ,哺乳類学に対する魅力を紹介した。紹介したのは,1)北海道洞爺湖中島におけるエゾシカの長期研究(モニタリング調査に注目した研究事例),2)北海道東部浦幌地区におけるヒグマ集団の遺伝子解析,3)足尾日光地域におけるツキノワグマの長期研究,4)環境異質性を考慮した分布拡大の予想(千葉県房総半島のシカを例として)などであった。1)のプロジェクトでは個体群動の解明のため様々な研究が行われているが,その中で「カメラトラップ法を利用したシカ個体群における群れ構成調査と密度推定」について解説した。2)では保全遺伝学のもと,浦幌地域のヒグマにおけるサブハプロタイプの分布と,浦幌地域の血縁関係推定について解説した。3)ではツキノワグマの生態調査や生息環境調査,捕獲調査などの概要や得られた研究成果について述べた。4)では,長期研究により得られたデータから,統計モデル(相関モデルや動的モデル)を用いて分布拡大を推定する方法などについて解説した。

シソーラス用語： *哺乳類 ,  生態学 ,  研究者 ,  大学生 ,  *研究 ,  *期間 ,  シカ ,  クマ科 ,  ニホンジカ ,  生態 ,  生息場所 ,  生息環境 ,  生息分布 ,  調査 ,  ポピュレーションダイナミックス ,  監視 ,  解析 ,  ハプロタイプ ,  遺伝 ,  家系 ,  統計模型 ,  予測技法
準シソーラス用語： エゾシカ ,  ツキノワグマ ,  ヒグマ ,  遺伝子解析 ,  血縁関係 ,  大学院生 ,  *長期

分類 (1件)： 生態学一般  (EE01010I)

引用文献 (57件)：

• 浅田正彦. 千葉県におけるニホンジカの個体数推定. 千葉県生物多様性センター研究報告. 2009, 1, 1-8
• 浅田正彦. 千葉県におけるキョンの分布域および個体数推定. 千葉県生物多様性センター研究報告. 2011, 3, 36-44
• 千葉県環境部自然保護課. 千葉県イノシシ・キョン管理対策調査報告書. 2001, 1
• DAHLE, B. Home ranges in adult Scandinavian brown bears (Ursus arctos) : effect of mass, sex, reproductive category, population density and habitat type. Journal of Zoology. 2003, 60, 329-335
• FUJIWARA, S. Direct observation of bear myrmecophagy : Relationship between bears' feeding habits and ant phenology. Mammalian Biology. 2013, 78, 34-40

タイトルに関連する用語 (4件)： 企画 ,  哺乳類 ,  長期 ,  研究