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J-GLOBAL ID:201302234693236970   整理番号:13A0057436

ウクライナ東部のチェルノーゼム土壌と腐植物質の特徴と特性

Features and properties of Chernozemic soils and humic substances in eastern Ukraine
著者 (5件):
資料名:
巻: 56  号:ページ: 47-57  発行年: 2012年12月31日 
JST資料番号: F0963A  ISSN: 0031-4064  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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ウクライナでは,作物栽培のための耕作土壌の大部分がチェルノジョームおよびカスタノーゼムに覆われている。ウクライナおよび旧ソ連では土壌腐植土に関して多くの報告があるが,ウクライナの代表的チェルノーゼム地帯の腐植化指数とNMR分光法による土壌有機物質に関する研究報告はない。ここでは,ウクライナ東部の自然大草原の異なるチェルノーゼム土壌タイプを選択し,典型的なユーラシアステップにおける腐植物質の土壌有機物質の変遷の特徴について検討した。北部の典型的なチェルノーゼム(Chemic-Siltic Chemozems),および,一般的なチェルノーゼム(Chemic-Siltic Chernozems),は発達した構造で,高度に腐植化されたタイプAフミン酸を含む深く黒い表面の層によって特徴づけられ,RF値が著しく高い。南部のチェルノーゼム(Hypocalcic-Siltic Chernozems)および,ダークチェスナッツ(栗色)土壌(Calcic-Siltic Chernozems)は一般的なサブタイプであり,比較的乾燥した状態の地域で見られ,比較的薄い濃いな茶色によって,あるいは,褐色がかった黒い表面層によって特徴づけられる。これらの土壌もタイプAフミン酸によっても特徴づけられるが,RF値は典型的な,また,一般的なチェルノーゼムより低かった。l3C NMRスペクトラムから得ら得たこれらのチェルノーゼム土壌の表層におけるフミン酸の芳香族性は日本のアンディソルの高腐植化されたタイプAフミン酸の芳香族性と比較し,極端に高かったことから,黒色炭素(Black Carbon:ブラックカーボン)は高い芳香族性や強力なSOMと関係が有ることが分かった。今後,チェルノーゼム土壌に対する人間活動の影響,およびチェルノーゼム土壌中の土壌有機物質に対する農業の影響を明らかにしていくことが重要である。(翻訳著者抄録)
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土壌学一般 
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