文献

J-GLOBAL ID：201302239862842950   整理番号：13A1575644

充電過程におけるリチウムイオン電池の安定性に関する理論的研究 部分電荷および部分エネルギーをベースとした解析

Theoretical Study on Stability of Lithium Ion Battery in Charging Process: Analysis Based on Partial Charge and Partial Energy

著者 (5件)： YAMAUCHI Yusuke (Tokyo Electric Power Co., Kanagawa, JPN) ,  NAKAI Hiromi (Waseda Univ., Tokyo, JPN) ,  NAKAI Hiromi (Tokyo Electric Power Co., Kanagawa, JPN) ,  NAKAI Hiromi (JST-CREST, Saitama, JPN) ,  NAKAI Hiromi (Kyoto Univ., Kyoto, JPN)
資料名： Journal of the Electrochemical Society  (Journal of the Electrochemical Society)
巻： 160  号： 9  ページ： A1364-A1368  発行年： 2013年 
JST資料番号： C0285A  ISSN： 1945-7111  CODEN： JESOAN  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本研究では,Li_metalをアノード材料,LiCoO₂をカソード材料として使用したリチウムイオン電池(LIB)電池に関する全エネルギーをベースとしたインターカレーション電圧の評価および部分電荷と部分エネルギーをベースとした局所的安定性/不安定性の解析を行った。解析には,第一原理密度汎関数理論計算を使用した。得られた電圧曲線およびインターカレーション反応径路に関する相対的確率は実験データの傾向を良好に再現することが分かった。また,Mullikenのポピュレーション解析およびエネルギー密度解析技術を利用してLi_xCoO₂化学種における部分電荷および部分エネルギーについて推定した。結果として,0≦x≦1/3の領域では,E^Coの変化は極めて大きく,それはE^Oの変化よりも大きいことが分かった。また,x=0でのCoの不安定状態は実験的に観測された構造相転移の起源であると推測した。著者らの方法によって,LIBの局所的安定化/脱安定化を理解することが可能になった。

シソーラス用語： *リチウム ,  *コバルト酸塩 ,  *リチウム化合物 ,  電極材料 ,  *リチウムイオン電池 ,  安定性 ,  *電荷 ,  *エネルギー ,  充電 ,  インターカレーション ,  電圧 ,  第一原理 ,  密度汎関数法 ,  不安定性 ,  反応経路 ,  エネルギー密度 ,  ポピュレーション解析 ,  確率 ,  局所性 ,  測定データ ,  再現性 ,  化学種 ,  安定化 ,  構造相転移 ,  理論
準シソーラス用語： アノード材料 ,  カソード材料 ,  *コバルト酸リチウム ,  不安定化 ,  *部分エネルギー ,  *部分電荷 ,  密度汎関数理論計算

分類 (3件)： 塩基,金属酸化物  (CD01030Z) ,  電気化学一般  (CB07010N) ,  二次電池  (YB04030K)

タイトルに関連する用語 (9件)： 充電 ,  過程 ,  リチウムイオン電池 ,  安定性 ,  理論 ,  研究 ,  電荷 ,  エネルギー ,  解析