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J-GLOBAL ID：201302241940506788   整理番号：13A0056686

利用状況アイデアの記述によるコンセプト策定と要件導出に関する考察-工業製品とサービスの統合的なデザインへ向けてのプロセス状況テーブル(ProST)のシナリオ手法との比較

A Consideration on Making Concepts and Extracting Requirements with Describing Context of Use-A comparison of Process State Table (ProST) and Scenario Method toward an Integrated Design for Industrial Products and Services

著者 (1件)： 前川正実 (操作デザイン設計)
資料名： デザイン学研究  (日本デザイン学会研究論文集)
号： 214  ページ： 89-98  発行年： 2012年11月30日 
JST資料番号： X0568A  ISSN： 0910-8173  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： プロセス状況テーブル(ProST)は工業製品とサービスの統合的デザインを目的に,利用状況を記録しデザイン課題の発見とアイデア創出のためのツールとして前報で示された。利用の様子を記述することは,達成手段がまだ明らかでないアイデアを精緻化し要件を導出する効果が確認されている。ProSTがもたらすこの働きは,アイデアの可視化と評価による要件導出に応じてデザインコンセプトが精緻化されるプロセスと符合する。他方シナリオ手法は利用の様子を開発の初期段階で記述するツールの典型である。そのため,コンセプト策定と要件導出におけるProSTの特性を明らかにすることを目的としてシナリオ手法との比較をおこなった。結果として,アイデアの洗練プロセスにおけるProSTの有用性が確認され,シナリオに対するクレーム分析ツールとしての利用可能性が認識された。(著者抄録)

シソーラス用語： *概念設計 ,  *工業製品 ,  *サービス ,  状態 ,  アイデア ,  可視化 ,  解析 ,  分析
準シソーラス用語： コンセプト設計 ,  シナリオ分析 ,  利用状況

分類 (1件)： 工業・技術設計  (HA05000Q)

引用文献 (16件)：

• 前川正実. 工業製品とサービスの利用プロセスと状況に基づくアイデア創出方法. デザイン学研究. 2011, 58, 4, 87-96
• 前川正実. プロセス状況テーブルによる製品の利用プロセスのアイデア創出とデザイン要件湧出に関する事例研究. 人間生活工学. 2011, 12, 2, 37-42
• 中原秀登. 千葉大学経済研究. 2011, 26, 2, 167-212
• 井上勝雄編. デザインと感性. 2005, 19-48
• 杉山和雄. 橋の造形学. 2001, 156-157

タイトルに関連する用語 (13件)： 利用状況 ,  アイデア ,  記述 ,  コンセプト ,  導出 ,  工業 ,  サービス ,  統合 ,  デザイン ,  プロセス ,  状況 ,  シナリオ ,  手法