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J-GLOBAL ID：201302244211016826   整理番号：13A1171339

らせん型ヘキサオキシム金属錯体を利用したヘリシティー制御・反転システム

著者 (1件)： 西連地志穂 (筑波大 大学院数理物質科学研究科)
資料名： Bulletin of Japan Society of Coordination Chemistry  (Bulletin of Japan Society of Coordination Chemistry)
巻： 61  ページ： 75-77  発行年： 2013年05月31日 
JST資料番号： L7014A  ISSN： 1882-6954  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 金属錯体への配位子を活用することにより,動的ヘリシティー制御システムを構築した。溶液中でラセミ混合物として存在するらせん型ヘキサオキシム錯体,L¹Zn₃Laに,L-アミノ酸を配位させた場合には,残基の芳香環の有無により,右,左いずれの方向いもヘリシティーを制御することができることが,円偏光二色性スペクトルからわかった。また配位性の不斉部位をらせん型錯体に導入したH₆L²錯体では,金属添加により構成金属を変化させることによりヘリシティーを反転させることもできた。

シソーラス用語： *ヘリシティ ,  *配位子効果 ,  *亜鉛錯体 ,  *ランタン錯体 ,  置換基効果 ,  円偏光二色スペクトル ,  バリウム錯体 ,  多核錯体 ,  アミノ酸 ,  脂肪族アミン ,  脂肪族カルボン酸 ,  第一アミン ,  分枝鎖アミノ酸 ,  窒素複素環化合物 ,  芳香族縮合化合物 ,  芳香族化合物 ,  スルフィド ,  含硫アミノ酸
準シソーラス用語： 円偏光二色性スペクトル

分類 (2件)： 遷移金属錯体一般  (CE01040N) ,  分子の立体配置・配座  (BH05022J)

物質索引 (9件)： 4,4′-[エチレンビス[オキシ(ニトリロメチリジン)]]ビス[2,3-ジヒドロキシベンズアルデヒドO-[2-(2-ヒドロキシ-3-メトキシベンジリデンアミノオキシ)エチル]オキシム] ,  4,4′-[エチレンビス[オキシ(ニトリロメチリジン)]]ビス[2,3-ジヒドロキシベンズアルデヒドO-[2-[3-[(S)-2-ヒドロキシプロポキシ]-2-ヒドロキシベンジリデンアミノオキシ]エチル]オキシム] ,  L-アラニン ,  L-イソロイシン ,  L-トリプトファン ,  L-バリン ,  L-フェニルアラニン ,  L-メチオニン ,  L-ロイシン

引用文献 (4件)：

• 1) (a) T. Mizutani, S. Yagi, A. Honmaru, H. Ogoshi, J. Am. Chem.Soc., 118, 5318 (1996). (b) L. A. Joyce, M. S. Maynor, J. M.Drangna, G. M. Cruz, V. M. Lynch, J. W. Canary, E. V. Anslyn, J.Am. Chem. Soc., 133, 13746 (2011).
• 2) (a) T. Nabeshima, A. Hashiguchi, T. Saiki, S. Akine, Angew Chem.Int. Ed., 41, 481 (2002). (b) H. Miyake, K. Yoshida, H.Sugimoto,H.Tsukube, J. Am. Chem. Soc., 126, 6524 (2004).
• 3) (a) S. Akine, T. Taniguchi, T. Matsumoto, T. Nabeshima,Chem. Commun., 4961 (2006). (b) S. Akine, T. Matsumoto, T.Nabeshima, Chem. Commun., 4604 (2008). (c) S. Akine, S. Hotate,T. Matsumoto, T. Nabeshima, Chem. Commun., 47, 2925 (2011).(d) S. Akine, S. Hotate, T. Nabeshima, J. Am. Chem. Soc., 133,13868 (2011).
• 4) S. Akine, T. Taniguchi, T. Nabeshima, J. Am. Chem. Soc., 128,15765 (2006).

タイトルに関連する用語 (5件)： らせん型 ,  オキシム ,  金属錯体 ,  ヘリシティー ,  反転