抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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航空宇宙用推進器として,パルスデトネーションエンジン(PDE)が注目されている。PDEでは,デフラグレーションからパルスデトネーションへの遷移(DDT)が行われる。本研究では,プリデトネータ出口近傍に反射板を設置し,衝撃波の反射により,向きを90度変えたデトネーション波が再開されることを利用する。本研究では,PDEイニシエータを考案し,爆轟波管内径および駆動ガスの消費量の削減に成功した。装置は直径10.6mmの駆動管中に,1気圧の量論比水素/酸素混合気を封入し,着火した平面デトネーション波を,端部の反射板で,内径500mmの円板状の燃焼室内に充填した過剰供給の酸素/水素混合ターゲットガスに90度向きを変えて伝播させ,デフラグレーション波を介して,円筒デトネーション波から円環デトネーションに変換させる。ターゲット混合気には希釈窒素ガスを添加する。流れの可視化のために燃焼室の上下円板面に油膜手法を施工した。実験により,過剰供給初期半径を75mm以上とした場合に安定した円筒デトネーション波の伝播が可能なことを確認した。