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J-GLOBAL ID：201302252873825093   整理番号：13A1015596

シュウ酸および二原子酸素を用いた光触媒過酸化水素生成の酢酸塩誘起増幅

Acetate Induced Enhancement of Photocatalytic Hydrogen Peroxide Production from Oxalic Acid and Dioxygen

著者 (6件)： YAMADA Yusuke (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  NOMURA Akifumi (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  MIYAHIGASHI Takamitsu (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  OHKUBO Kei (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  FUKUZUMI Shunichi (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  FUKUZUMI Shunichi (Ewha Womans Univ., Seoul, KOR)
資料名： Journal of Physical Chemistry A  (Journal of Physical Chemistry A)
巻： 117  号： 18  ページ： 3751-3760  発行年： 2013年05月09日 
JST資料番号： C0334B  ISSN： 1089-5639  CODEN： JPCAFH  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 酸素を飽和したアセトニトリル-水溶液中でシュウ酸,酢酸テトラ-n-ブチルアンモニウム(TBA)および光触媒2-フェニル-4-(1-ナフチル)キノリニウム(QuPh⁺-NA)の混合系で,光(334nm)照射による水からの過酸化水素(H₂O₂)生成を調べた。生成はチタン錯体(Ti-TPyP(5,10,15,20-テトラ(4-ピリジル)ポルフィリン)による過酸化物発色(434nm)で計測した。過酸化水素生成には濃度80mM以上の酢酸TBAが必須で,シュウ酸あるいはシュウ酸TBAのみでは反応は殆ど生じなかった。時間分解過渡吸収スペクトル測定の結果,反応は,光によるQuPh⁺-NA励起二量体の生成と酸素およびシュウ酸ラジカルイオン生成,酢酸イオンによる酸素ラジカルからのヒドロペルオキシラジカル(HO₂^・)生成と続く過酸化水素生成,シュウ酸ラジカルからの二酸化炭素生成などのサイクル反応にもとづく機構と推定された。

シソーラス用語： *酸素 ,  *光触媒 ,  *過酸化水素 ,  脂肪酸 ,  チタン錯体 ,  発色 ,  過渡吸収スペクトル ,  二量体 ,  ヒドロペルオキシラジカル ,  二酸化炭素 ,  *カルボン酸エステル ,  窒素複素環化合物 ,  ポルフィリン錯体 ,  濃度依存性 ,  時間依存性 ,  可視吸収スペクトル ,  含水量 ,  ラジカル反応 ,  反応機構 ,  時間分解分光法 ,  カルボン酸塩 ,  脂肪族カルボン酸 ,  ジカルボン酸 ,  薬物
準シソーラス用語： キノリン誘導体 ,  *酢酸エステル ,  酢酸塩

分類 (3件)： 光化学反応  (CB08020F) ,  脂肪族カルボン酸・ペルオキシカルボン酸・チオカルボン酸  (CF03200E) ,  酸化,還元  (CF02060T)

物質索引 (5件)： シュウ酸 ,  テトラ-n-ブチルアンモニウムヨージド ,  酢酸 ,  1-メチル-4-(1-ナフチル)-2-フェニルキノリニウム ,  5,10,15,20-テトラキス(4-ピリジル)-21H,23H-ポルフィリン

タイトルに関連する用語 (7件)： シュウ酸 ,  二原子酸素 ,  光触媒 ,  過酸化水素 ,  酢酸塩 ,  誘起 ,  増幅