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J-GLOBAL ID：201302253205258167   整理番号：13A0994829

横打撃共振法による9樹種大径木の共振周波数の検出に及ぼすハンマー質量の影響

Effect of Weight of Hammers on Detection of Resonance Frequency by the Lateral Impact Vibration Method for Large Living Trees of 9 Species

著者 (3件)： 陶山大志 (島根県中山間地域研究センター) ,  桐田龍一 (島根県立農業大学校(森林管理科)) ,  物部英樹 (島根県立農業大学校(森林管理科))
資料名： 木材学会誌  (Journal of the Japan Wood Research Society)
巻： 59  号： 2  ページ： 105-111 (J-STAGE)  発行年： 2013年 
JST資料番号： F0852A  ISSN： 0021-4795  CODEN： MKZGA7  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 横打撃共振法は簡易な立木材質診断法で,樹幹打撃時の振動・音の共振周波数fと樹幹直径の積d・fを診断指標とすることができる。このfの検出に及ぼすハンマー質量の影響を明らかにするため,胸高直径58~107cmの9樹種大径木21本を,質量の異なる8種類(101~3250g)の木製ハンマーで打撃した。全供試木においてfを同定することができ,大径木においてもd・fを指標として材質の診断が可能であることが示された。質量の大きいハンマーでは低周波側の周波数ピークが発生しやすくなる傾向であった。ハンマー質量と共振周波数fの検出力の関係を検討したところ,ハンマー質量が増加するにつれfの検出力が高くなる傾向であった(R²=0.54~0.99)。このことから,大径木においては質量の大きいハンマーでfを検出しやすいことが示された。また,軽量性とfの検出力の両面を考慮した実用的なハンマー質量について考察した。(著者抄録)

シソーラス用語： *樹木 ,  木材 ,  樹幹 ,  *木材性質 ,  診断 ,  衝撃試験 ,  共振 ,  共振周波数 ,  検出 ,  手工具 ,  質量
準シソーラス用語： 大径材 ,  *横打撃共振法 ,  *木製ハンマー

分類 (1件)： 木材の性質・構造  (FF05020Z)

引用文献 (11件)：

• 1) 小玉泰義, 釜口明子, 中尾哲也, 原田照太:樹木医学研究 3, 5-9(1999) .
• 2) 釜口明子, 中尾哲也, 小玉泰義:木材学会誌 46, 13-19(2000) .
• 3) 陶山大志, 永石憲道, 坂越浩一:日本森林学会誌 94, 161-166(2012) .
• 4) 陶山大志, 中尾哲也, 冨松祐樹:樹木医学研究 14, 83-91(2010) .
• 5) 釜口明子, 中尾哲也, 中井毅尚, 田村 明:木材学会誌 47, 235-241(2001) .

タイトルに関連する用語 (7件)： 打撃 ,  樹種 ,  大径 ,  木 ,  共振周波数 ,  ハンマー ,  質量