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J-GLOBAL ID：201302254548735633   整理番号：13A0029056

測定温度環境が赤外線サーモグラフィによるはく落予測モデルに与える影響

著者 (5件)： 中村繁貴 (京大 大学院工学研究科) ,  高谷哲 (京大 大学院工学研究科) ,  坂口和也 (西日本高速道路 技術本部) ,  山本貴士 (京大 大学院工学研究科) ,  宮川豊章 (京大 大学院工学研究科)
資料名： コンクリート構造物の補修,補強,アップグレード論文報告集  (Proceedings of the Concrete Structure Scenarios, JSMS)
巻： 12  ページ： 357-362  発行年： 2012年11月02日 
JST資料番号： L6941A  ISSN： 1346-7492  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： かぶりコンクリートの剥落を定量的に評価する手法は未だ確立されていないのが現状である。鉄筋腐食膨張圧再現実験により剥離ひび割れを再現した供試体を,測定温度環境を実験要因として赤外線サーモグラフィ測定を行い,既報で提案した剥落予測モデルの改良を試みた。得られた主な結果は,1)Short Wave機では,測定温度環境の絶対値が同じ場合でも,昼間撮影(測定温度環境が負)よりも夜間撮影(測定温度環境が正)の方が剥離部周辺の温度差が大きい。これはShort Wave機が太陽反射などの影響を受けやすいためだと考えられる,2)既報で提案した剥離予測モデルを用いる場合にはShort Wave機の夜間撮影で測定温度環境が2.0°C以上は必要である。

シソーラス用語： *コンクリート構造 ,  防止 ,  *スポーリング ,  *予測 ,  サーモグラフィー ,  亀裂 ,  腐食 ,  金属腐食
準シソーラス用語： 剥落防止 ,  *剥落ち ,  *劣化予測 ,  赤外線サーモグラフィー ,  ひび割れ ,  鉄筋腐食

分類 (2件)： モルタル,コンクリート  (RA06042H) ,  建設材料試験  (RA06020D)

引用文献 (8件)：

• 1) 日本コンクリート工学協会:コンクリート診断技術'05[基礎編],2001.3
• 2) 込山貴仁,中野米蔵,谷川恭雄:サーモグラフィー法による外壁仕上げ材の剥離検知の適用限界に関する実験的研究,日本建築学会構造系論文集,No.484, pp.13-20,1996.6
• 3) 西川 忠:中間波長帯を利用した赤外線法による外壁剥離診断の実験的研究,日本建築学会構造系論文集,No.575, pp・31-36,2004.1
• 4) 高谷哲,阿川清隆,橋本和明,山本貴士,宮川豊章:赤外線サーモグラフィを用いた剥離ひび割れの定量評価に関する基礎的研究,コンクリート構造物の補修,補強,アップグレード論文報告集,「Vol.11,PP.279-284,2011.10
• 5) 中村繁貴,高谷哲,阿川清隆,宮川豊章:剥離形態が赤外線サーモグラフィを用いた剥落予測モデルに与える影響,コンクリート工学年次論文集,2012.7(投稿予定)

タイトルに関連する用語 (5件)： 測定温度 ,  環境 ,  赤外線サーモグラフィ ,  はく落 ,  予測モデル