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J-GLOBAL ID：201302260950457305   整理番号：13A1628003

高温焼なましによるダイヤモンド量子ビットのスピンコヒーレンス時間の拡張

Extending spin coherence times of diamond qubits by high-temperature annealing

著者 (17件)： YAMAMOTO T. (Japan Atomic Energy Agency, Gunma, JPN) ,  UMEDA T. (Univ. Tsukuba, Ibaraki, JPN) ,  WATANABE K. (National Inst. Materials Sci., Ibaraki, JPN) ,  ONODA S. (Japan Atomic Energy Agency, Gunma, JPN) ,  MARKHAM M.L. (Element Six Ltd., Berkshire, GBR) ,  TWITCHEN D.J. (Element Six Ltd., Berkshire, GBR) ,  NAYDENOV B. (Univ. Ulm, Ulm, DEU) ,  MCGUINNESS L.P. (Univ. Ulm, Ulm, DEU) ,  TERAJI T. (National Inst. Materials Sci., Ibaraki, JPN) ,  KOIZUMI S. (National Inst. Materials Sci., Ibaraki, JPN) ,  DOLDE F. (Univ. Stuttgart, Stuttgart, DEU) ,  FEDDER H. (Univ. Stuttgart, Stuttgart, DEU) ,  HONERT J. (Univ. Stuttgart, Stuttgart, DEU) ,  WRACHTRUP J. (Univ. Stuttgart, Stuttgart, DEU) ,  OHSHIMA T. (Japan Atomic Energy Agency, Gunma, JPN) ,  JELEZKO F. (Univ. Ulm, Ulm, DEU) ,  ISOYA J. (Univ. Tsukuba, Ibaraki, JPN)
資料名： Physical Review. B. Condensed Matter and Materials Physics  (Physical Review. B. Condensed Matter and Materials Physics)
巻： 88  号： 7  ページ： 075206.1-075206.8  発行年： 2013年08月 
JST資料番号： D0746A  ISSN： 1098-0121  CODEN： PRBMDO  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 荷電窒素空格子点(NV^-)スピンの長いスピンコヒーレンス時間(T₂)の達成は種々の量子素子応用のための重要な課題である。窒素注入はNV^-を製作するための好ましいルートであるが,注入されたN原子の近傍で十分な量の空格子点が高効率でNV^-を生成するために必要とされる。しかしながら,空格子点が過剰に蓄積されると,多数の空格子点欠陥が焼きなまし後に残留放射線損傷として残り,それらの磁気ゆらぎはNV^-スピンのデコヒーレンスに導く。筆者らは1000°Cでの焼なましにより99.99%¹²C富化単結晶ダイヤモンドで得られた10MeVマイクロビーム窒素イオン注入で生じた^-に対してコヒーレンス時間T₂~2msを観測した。筆者らはまた,空格子点鎖のような常磁性残留欠陥がアンサンブルEPR測定から焼きなまし温度の適度な増加によって著しく減少することを見出した。それゆえ,筆者らは¹²C富化が天然存在度の核スピン浴によって制限される0.65msよりもかなり長い時間まで注入NV^-のT₂を拡張可能であることを示す。

シソーラス用語： *ダイヤモンド ,  量子情報 ,  *コヒーレンス ,  *空格子点 ,  焼なまし ,  時間
準シソーラス用語： コヒーレンス時間 ,  *スピンコヒーレンス ,  窒素空格子点 ,  量子ビット

分類 (2件)： その他の無機化合物の格子欠陥  (BK12050B) ,  量子光学一般  (BD04010X)

タイトルに関連する用語 (5件)： 焼なまし ,  ダイヤモンド ,  量子ビット ,  スピンコヒーレンス時間 ,  拡張